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1か月予報 季節は足踏み 10月に入っても異例の残暑か 北日本中心に大雨に警戒


気象庁はきょう14日、この先の1か月予報を発表。全国的に気温が平年より高い状態が続き、10月半ばにかけても厳しい残暑が続く見込み。運動会の練習など屋外の活動が増える時期ですが、熱中症に要警戒を。きょう14日は「高温に関する早期天候情報」の発表も。

●全国対象に「高温に関する早期天候情報」を発表

この夏(6月~8月)は過去に例がない記録的に暑い夏となり、9月以降も異例の残暑が続いていますが、まだこの先も残暑が長引きそうです。

気象庁はきょう14日、北海道から沖縄にかけての全国を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。
向こう2週間の気温は、5日間の平均気温平年差がおおむね2℃以上と、9月20日頃から平年に比べて「かなりの高温」となる日が多いでしょう。

雨でいったん暑さから解放され、秋の訪れを感じられる日もありますが、それも一時的となり、厳しい暑さの日が多い見通しです。
運動会の練習など、屋外の活動が増える頃ですが、依然として、熱中症警戒レベルの日が多い見込みです。
無理をすることなく、真夏と同様に炎天下の活動はできるだけ控えるなど、暑さをなるべく避けてお過ごしください。

翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行って、発表された際には、日中の外出をできる限り控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。

●秋雨前線停滞 北日本を中心に大雨警戒

気象庁がきょう14日発表した1か月予報によると、この先1か月も、高気圧が日本の南東海上で強い状態が続く見込みです。
一方で、日本海や北日本付近では、前線や湿った空気の影響を受ける時期があるでしょう。全国的に暖かい空気に覆われやすい状況も続く見込みです。

1か月の気温は、全国的に「平年より高い」見込みです。まだ残暑が長引く見込みで、過去に例がない暑さがまだ続きそうです。

また、降水量は北日本で「平年並みか多く」なおかつ、日照時間は「平年並みか少ない」見込みです。秋雨前線が北日本に停滞し、曇りや雨の日が多くなるでしょう。大雨に注意、警戒をしてください。

一方、西日本や東日本は1か月の降水量は「平年並み」でしょう。屋外のレジャーやイベントなどは、必ず事前に雨雲レーダーを確認し、台風が発生している際には情報にご注意ください。


【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

●車内温度が高い時の、効率的な下げ方

あさって16日から3連休という方もいらっしゃると思います。車で移動される方も車内の熱中症に十分な警戒が必要です。

車内温度が55℃と高温になった駐車車両の車内温度を下げるための方法を複数試したところ、最も早く温度が下がったのは「窓を全開にして車のエアコン(オート)を外気温導入、温度設定をLo(最低)にして走行し、2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行する方法」でした。この方法では5分後の車内温度が28℃になりました。

上の画像のように、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。

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