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1か月 顕著な高温で桜の便り早まる 西日本や東日本太平洋側は短い周期で大雨の恐れ


きょう16日、気象庁は最新の1か月予報を発表しました。4月中頃にかけても全国的に高温傾向で、桜の開花や満開の時期は平年より早まりそうです。西日本や東日本の太平洋側で、降水量が平年より多い見込み。特に3月中は、短い周期で雨が降り、大雨に注意が必要です。

●数値予報モデルによる予測結果

きょう16日(木)、気象庁は最新の1か月予報を発表しました。
この先、1か月平均の地上気圧(左図)は、大陸で平年より低く、カムチャツカ半島の南で平年より高くなる見込みで、日本付近への寒気の流れ込みは弱いでしょう。
また、日本の南には高気圧があり、東日本太平洋側や西日本を中心に、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい見込みです。

上空約1500mの気温(右図)は、中国東北区から千島の東にかけて平年より顕著に高く、日本付近は暖かい空気に覆われやすい見込みです。

●西日本と東日本太平洋側で雨多く 周期的に大雨のおそれ

この先1か月の降水量は、西日本や東日本の太平洋側で、「平年より多い」見込みです。
特に3月末にかけては、湿った空気が流れ込みやすい状態が続くため、短い周期で雨が降り、大雨に注意が必要です。

各地の今週末と来週末の天気を見ても、傘のマークが目立っています。九州から関東は、まさにこれからお花見のシーズンを迎えるところですが、週末を含めて、平年に比べ雨の降る日が多い見込みです。
咲き始めの桜は、雨ですぐ散ることはありませんが、お花見は安定した天気の日を選んで、良いタイミングがあれば早めに計画してもいいかもしれません。

これからますます気温が高くなるとともに、一度に降る雨の量が増えてきます。雨が予想される日には、どんな降り方をするのか、何時頃に強まるのかなど、こまめに天気予報でご確認の上、安全に行動をとるようにしてください。

●「顕著な高温」続く 高温に関する早期天候情報が全国に発表

ここ1週間の気温は、北日本、東日本、西日本を中心に暖かい空気に覆われたため、平年を上回り、「顕著な高温」となりました。沖縄・奄美でも平年を上回りました。

この先1か月も暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温は平年を大幅に上回る見込みです。

きょう16日(木)、高温に関する早期天候情報が、北海道から九州、沖縄にかけての全域に発表されました。
この情報は、その地点・時期としては10年に1度程度(10%)しか起きないような著しい高温が予想される場合に発表されるものです。

北海道から九州北部は19日(日)頃から、九州南部と沖縄、奄美は21日(火)頃から、平年に比べて気温が「かなり高くなる」見込みです。

日によって寒暖差はありますが、寒の戻りはあっても一時的となるでしょう。
農作物の管理にいつものシーズン以上に気を付けてください。また、雪の多い地域では、落雪やなだれ、急な雪解けに注意が必要です。

●2023年桜開花予想(第5回)

きょう16日(木)、日本気象協会は「2023年桜開花予想(第5回)」を発表しました。桜の開花、満開は平年より早くなる所がほとんどでしょう。

今年の開花は、3月14日(火)に東京からスタートし、きのう15日(水)には横浜、きょう16日(木)午後3時までには岐阜から開花の便りが届いています。

この先、あす17日(金)には福岡や名古屋などで開花する見込みで、3月末までに九州から東北南部にかけて広く開花する予想です。
東北北部の盛岡や青森でも、それぞれ4月10日、4月13日と、統計開始以来最早に迫る早さで開花するでしょう。
桜前線は4月下旬に津軽海峡を渡り、4月22日に函館、26日に札幌で開花する見込みです。

いつもの年よりも見頃が早まり、見頃のシーズンに大雨が予想される所もありますので、天気をご確認の上、お花見の計画を立ててください。

【北日本】北海道・東北
【東日本】関東甲信・北陸・東海
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美・沖縄

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