10日の午後6時頃、綺麗な満月が東の空をのぼり、夜空に浮かび上がりました。昨年に続いて今年も中秋の名月は満月になりました。
●2年連続【中秋の名月×満月】 夕焼け空がオープニングアクトを飾る
10日の関東は青空が広がり、東京都心では3日ぶりに真夏日になるなど、厳しい残暑でした。
関東では晴れの天気が夜も続き、東京都心の月の出にあたる午後6時11分、東の空を丸い月がのぼっていきました。
昨年に続いて、金色に丸く輝く中秋の名月を眺めることができました。
また、月がのぼる10分ほど前には夕日と影が放射状に広がり、天体ショーのオープニングアクトを飾っていました。
●来年も中秋の名月は満月 その次は2030年
2022年の中秋の名月は、昨年に続いて2年連続の満月になりました。
さらに土・日・祝に、満月の中秋の名月となるのは2012年9月30日以来で、10年ぶりのことになります。
ところで、中秋の名月は満月とは限らないのはご存じですか。
中秋の名月とは、旧暦の8月15日(中秋)にのぼる月が一年を通して最も美しいとされていたことから呼ばれるようになりました。
一方、月の満ち欠けによって見える満月は、月や地球、太陽の位置関係によって見える日が替わってきます。
新月から満月までにかかる日数は、およそ14日間～16日間と大きく変化するのです。
そのため、中秋の名月は必ずしも満月とは限りません。
昨年、そして今年と同様に、来年も中秋の名月と満月の日付は同じ(2023年9月29日)ですが、再来年以降は中秋の名月が1日か2日早くなります。
次に満月と日付が一致するのは、2030年です。あいにく今年見られなかった方は、来年に期待しましょう。
