この先1週間も、花粉対策の欠かせない日が多くなります。「非常に多い」予想の日は、名古屋や東京、仙台では土曜まで続き、月曜以降も広い範囲で「非常に多い」でしょう。花粉のピークは、スギからヒノキへ移ってきていますので、ヒノキで症状がでる方も対策を心がけてください。
●19日金曜 花粉が多く飛ぶ所は どこ?
3月も折り返しを過ぎましたが、花粉対策が必要な日は、まだまだ続くでしょう。
19日金曜は、花粉の飛ぶ量は、福岡や名古屋、東京、仙台では「非常に多い」、大阪では「多い」予想です。
九州から東北南部では、広い範囲で、スギ花粉への対策が必要でしょう。また、九州から関東では、スギからヒノキへ、花粉のピークが移ってきています。ヒノキ花粉予測マップを見ると、九州から関東では、ヒノキの花粉にも注意が必要です。ヒノキで症状がでる方も、対策を忘れないでください。
●「花粉が飛びやすい条件」の日も
そして、来週にかけても、花粉シーズンは続きそうです。
20日土曜は、西から天気が崩れるので、花粉の飛ぶ量は、西ほど落ち着きそうですが、名古屋や東京、仙台は「非常に多い」でしょう。21日日曜は、全国的に雨が降るので、花粉症の方はホッとできる所が増えそうです。
ただ、「雨あがりの翌日」は、花粉が飛びやすい条件の1つです。22日月曜は、花粉の飛ぶ量がグンと増えるでしょう。来週は広い範囲で「非常に多い」日が続きそうです。対策を忘れずに行ってください。
●おすすめの花粉対策は?
花粉対策には、次のような対策がおすすめです。
外出から帰ってきたら、忘れずに、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよさそうです。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。
なお、花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするよう、心がけてください。
