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北海道の1か月 熱中症に警戒を




今日(30日)、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。向こう1か月は、暖かい空気に覆われやすいため、気温が平年より高く、特に前半の暑さが厳しく、猛暑日や熱帯夜となる可能性もあります。熱中症などに警戒が必要になりそうです。また、気圧の谷や湿った気流の影響で、降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少なくなるでしょう。



●来週は数年に1度の暖気が


8月の北海道は、高気圧と気圧の谷の影響を交互に受け、周期的に天気が変わりそうです。

特に気圧の谷が接近する際には、大陸から近づく気圧の谷と、本州方面に張り出す太平洋高気圧の間を通って南西風が吹きやすくなり、南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。

来週も週の中ごろにかけて暖かい空気が流れ込み、札幌の上空1500メートル付近には20度を超える強い暖気が入る予想となっています。

北海道では、8月でも上空1500メートル付近で20度を超える気温が観測されることは珍しく、札幌上空の過去10年での観測例はわずかに4回と、数年に一度の強い暖気となりそうです。

昨年8月にも上空1500メートル付近に20度を超える暖気が入った日があり、道内では猛暑日や熱帯夜が観測されました。

今年も来週半ばには、道内で猛暑日や熱帯夜となる所が現れるかもしれません。


●冷房設置は1%未満 学校でも警戒を


北海道では今月は極端に暑い日がなかったため、暑さに体が慣れていないかもしれません。8月はこまめな水分補給や、汗を多くかいたときの塩分補給、カーテンで日差しを遮って室温を下げる、など、万全の熱中症対策を心がけましょう。熱帯夜となるような、夜間でも気温が下がらない時は、寝ている間に熱中症になる恐れもあるため、寝る前、起きた後の水分補給なども忘れずに行って下さい。

また、今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、春に休校期間があったため、道内の小中学校でも、8月の1週目までは授業を行う、という学校も少なくありません。しかし、道内の公立学校で冷房が設置されている所はかなり少なく、昨年9月1日時点で、公立の小中学校の普通教室では、冷房設備の設置率はわずか0.8%。

普段なら短い暑さのピークは夏休みに入っていることが多い北海道ですが、今年は最も暑い時期にも授業が行われている可能性があります。教室に熱がこもらないように窓を開けたり、周りから水分補給を促すなど、学校での熱中症にも今年は警戒が必要になります。


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