2日からの三連休、注意が必要なのは「気温差、黄砂、降水」の3Kです。もう1つのK「紅葉」を山で楽しむ方は、服装選びにも、十分お気を付け下さい。

●注意点「K」その1 「気温差」

11月のスタートは、関東を中心に、季節外れの陽気となりました。前橋や熊谷では最高気温が25度を超え、夏日になりました。11月以降に「夏日」になったのは、熊谷は11年ぶり、前橋は15年ぶりでした。
ただ、関東では1日の夜も晴天が続くので、「日中と夜(翌朝にかけて)の気温の差が大きくなる」のがポイントです。理由は、放射冷却が強まるから。放射冷却とは、物が外へ熱を出して、冷えることです。例えば、布団をかけないで寝てしまうと、体の熱が外へ逃げるので、体が冷えてしまいますよね。もし、雲が広がっていれば、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱はなかなか逃げませんが、良く晴れた夜は雲がないので、地面近くの熱がどんどん逃げてしまい、冷えてしまうのです。
このため、関東では、1日の夜から2日の朝は、前日よりも気温が下がり、この秋、これまで一番冷える所もあるでしょう。前橋は2日の最低気温は10度と、1日日中の最高気温に比べると、15度くらい下がりそうです。気温が5度違うと、服装1枚分に相当すると言われています。暖かくして、お休み下さい。
また、全国的にも、この三連休、晴れる日は「朝晩と日中の気温差」に注意が必要です。予想最高気温は平年より3度以上高い日もあり、昼間は秋らしく爽やかでも、夜は一枚羽織って、調節して下さい。

●注意点「K」その2 「黄砂」

三連休の注意点の2つめは、西日本を中心とした「黄砂」です。1日の朝は朝鮮半島で黄砂が観測され、1日の昼前には松江、午後は熊本や下関、大分、鳥取でも黄砂が観測されました。黄砂は、春に飛ぶことが多い現象ですが、今年は「秋に連続して、黄砂が観測されている」のがポイントです。
2日朝にかけても黄砂の飛びやすい状態が続いて、九州北部など西日本の日本海側を中心に、広い範囲で黄砂が飛ぶでしょう。屋外では、洗濯物や車などに、黄砂が付着するなど、影響が出そうです。視程(水平方向で見通しの効く距離)が5キロメートル未満となった場合は、視界が悪くなって、交通機関にも影響がでる恐れがありますので、ご注意下さい。

●注意点「K」その3 「降水」

三連休の注意点の3つめは「降水」です。気象用語では、雪や雨のことを「降水」と言いますが、今回、特に「降水」に注意が必要なのは、北海道と千葉県です。
まず、北海道は、2日から3日にかけて、上空1500メートル付近に、11月下旬並みの寒気が流れ込むでしょう。このため、宗谷地方など北海道の北部を中心に、2日夜のはじめ頃(18時~21時頃)から3日朝(6時~9時頃)にかけて雨や雪が降り、峠や山間部、内陸で、積雪状態となる所がありそうです。普段から雪に慣れている所とはいえ、シーズン初めの積雪は、事故が起こりやすくなります。峠を越える車は冬の装備を準備するなど、積雪や路面の凍結に、お気を付け下さい。
そして、先日の台風や大雨の被害が残る千葉県では、この三連休は、また雨が降るでしょう。3日の午後は次第に雨雲がかかり、夜は本降りの雨の所がありそうです。雨は4日の明け方まで続くでしょう。雨は降ったとしても、総雨量はそれほど多くはありませんが、少しの雨でも、復旧作業にはあいにくの雨となってしまいそうです。なるべく早めの対策を心がけて下さい。

●もう一つの「K」 「紅葉見物」で注意することは

そして、この三連休、もう一つの「K」、「紅葉見物」を予定している方もいらっしゃると思います。1日は、帯広からイチョウが黄葉したという便りが届きましたが、三連休は、東日本や西日本でも、標高の高い所を中心に、紅葉の見頃を迎えそうです。
ただ、標高が上がるにつれて、気温は下がるので、山に紅葉見物に出かける方は、平地やふもとよりも、暖かい服装が欠かせません。山にお出かけの方は、歩きやすい靴はもちろん、早い時間から冷えてきますので、ストールなど、首元を温めるものがあると良さそうです。せっかく紅葉を見に行ったのに、風邪をひいてしまわないよう、服装選びに、十分ご注意下さい。