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ちょっと変? 今年の桜の開花前線




今年の桜前線はちょっと変。記録的な早さで北上したかと思えば、東北付近でいきなりストップ。山形で4日に開花してから2週間近くたって、きょう17日にようやく秋田と盛岡で開花しました。



●桜前線 異例の早さで北上も東北でストップ


今年の桜は、冬の厳しすぎる寒さと、3月の急激な気温の上昇により、記録的な早さで開花や満開となりました。平年より10日以上早く開花や満開を迎えた所が多く、大阪は開花も満開も統計開始以来、最も早い記録でした。桜の開花前線は異例の早さで北上し、3月中に北陸や東北南部で咲き始めました。4月に入ってからも、長野で過去最も早く、山形で過去2番目に早く開花が観測され、桜前線は一気に北上するかと思われましたが、その後、開花の便りはしばらく途絶えてしまいます。山形で開花してから2週間近くたって、きょう17日にようやく秋田と盛岡で桜が開花しました。開花前線がスタートしてから10日以上、どこからも開花の観測がないのは珍しいことです。その原因はやはり気温の変化にありました。


●なぜ桜前線は急ブレーキ?


上のグラフは、山形と盛岡、秋田で3月1日から4月16日までに観測された最高気温の平年差を足したものです。3月は平年より暖かい日が多く、桜のつぼみは急速に生長。山形ではこの暖かさの中、一気に開花まで進みました。しかし、4月4日からは一転、強い寒気が流れ込み、青森では雪が降るなど、平年より気温の低い日が多くなります。盛岡や秋田の桜のつぼみはこの寒さで生長スピードが遅くなり、桜前線は急ブレーキをかけたかのように、足踏みしてしまったわけです。なお、秋田は平年より1日早い、盛岡は平年より4日早い開花でした。


●桜前線、再び北上 この先は?


いったん足踏みしていた桜前線ですが、ようやく再び北上を始めました。桜前線はまもなく津軽海峡を渡り、北海道へと到達する見込みです。日本気象協会では18日に最新の桜開花予想を発表します。お花見や旅行の計画にお役立てください。


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