今日(17日)昼前に鹿児島県に上陸した大型の台風18号は、明日(18日)日本海を北上し、北海道にかなり接近する見込みです。
進路次第では北海道に上陸の恐れもあり、暴風や大雨、洪水、高波、高潮への厳重な警戒が必要となります。

●北海道全域で大荒れの天気に

明日(18日)の北海道は、台風18号の接近に伴い、各地で雨や風が強まります。
暴風や高波は全道各地で警戒が必要となり、陸上で予想される最大風速は20~25メートル、瞬間的には35メートルの暴風が予想されます。屋外での行動が危険なほどの風が吹く地域もあるため、暴風への厳重な警戒が必要です。倒木によって電線が切れてしまうこともあるため、停電への備えも必要となります。
暴風に伴い海の波も高くなり、明日は北海道周辺の海域は6~8メートルの大しけとなる見込みです。越波による沿岸施設への浸水などの恐れがあります。また、道南や道東を中心に潮位が高くなるため、高潮への警戒も必要になります。明日は午後2時前後に満潮を迎える所が多いですが、ちょうどその頃に台風が最接近しているかもしれません。

●200ミリを超える大雨も

雨も各地で強まり大雨となる見込みです。明日の午後6時までの24時間に降る雨の量は最大で250ミリが予想され、低い土地への浸水や土砂災害、河川の増水や氾濫の恐れがあります。
1時間に50ミリから60ミリという非常に激しい降り方になる所もあり、状況が短時間のうちに変わることもありそうです。地下やアンダーパスなどの水が流れ込みやすい所、小さな川のそばなどは移動の際にも避けた方が良いでしょう。
また、雨のピークが過ぎ、雨が弱まったりやんだとしても、地盤が緩んでいる所や増水した河川はしばらく危険な状態が続きます。大荒れの天気がおさまっても、極力危険な場所には近づかないようにして下さい。

●札幌は上陸しない方が危険?

台風18号は進路次第で北海道に上陸の恐れがありますが、札幌など一部の地域では、予想される進路の西よりのコースを取り、上陸せずに日本海を進んだ時の方が風が強まるかもしれません。
台風の周りの風は反時計回りで、台風の東側では南よりの風が吹きます。札幌周辺は山の位置などの地形の関係で、太平洋から吹く南よりの風が石狩湾に抜ける際、収束して札幌周辺で強まる特徴があります。
そのため、北海道のすぐ西側を台風が北上すると、非常に強い南よりの風が札幌を含めて広く吹くため、札幌の風は強まりやすくなります。(上陸した場合は札幌の風は東よりになる可能性が高くなっています)
過去、札幌で最も強い風、最大瞬間風速50.2メートルを観測したのが2004年9月の台風18号の接近時でした。この時は北海道大学構内のポプラ並木が半壊するなどの被害も出ましたが、その時の台風の進路は北海道のすぐ西海上を北上するものでした。
台風の勢力などに違いもあり、この時と同程度の風が吹く恐れは小さいと見られますが、危険な暴風になる恐れは十分にあります。

●早めの行動を

地域によって雨や風のピークとなる時間は異なりますが、各地で警戒が必要な大荒れの天気となります。
風のピークを迎えると避難のために外に出ること自体が危険になることも考えられますが、特に台風18号は速度を上げながら北海道に近づくため、雨や風が急激に強まる恐れがあり、雨や風のピークを迎える前の早めの行動が重要になります。
明日にかけては常に最新の気象情報や自治体からの情報を確認しながら、不安を感じたらすぐ行動に移すように心がけて下さい。予定をずらせる方は無理な外出を控えることも必要です。また、既に周辺が危険な状態になった場合は、無理に外へ避難せず、家の2階以上に移動する垂直避難などで安全を確保しましょう。身の安全を第一に考え、周囲の状況を見ながら冷静な判断を心がけて下さい。