25日、札幌管区気象台は2月～4月の北海道の3ヶ月予報を発表しました。気温、降水量、日本海側の降雪量はいずれも、ほぼ平年並みの見込みです。季節の進み方は全般に平年と同様となりそうです。これから春に向けて低気圧が急速に発達しながら北海道へ近づいてくることもあります。3月頃までは猛ふぶきや大雪などに対して油断ができないため、日々の気象情報のチェックをお願いします。
●2月と3月と4月の天気
(2月)
冬型の気圧配置の強さは、ほぼ平年と同様の見込みです。日本海側は平年通り、曇りや雪の日が多く、オホーツク海側と太平洋側は平年と同様に晴れる日が多いでしょう。
(3月)
冬型の気圧配置の強さは、ほぼ平年並みの見込みです。日本海側は平年通り、曇りや雪の日が多く、雨の降る日も増えてきそうです。オホーツク海側と太平洋側は、平年と同様に晴れる日が多いでしょう。
(4月)
高気圧と低気圧が交互に通過するようになります。日本海側やオホーツク海側では、数日の周期で天気が変わり、日本海側でも晴れる日が多くなってきそうです。太平洋側では、数日の周期で天気が変わりますが、平年と同様に晴れる日が多いでしょう。
●北海道の季節の移り変わり
西日本や東日本で広くウメの花が咲く2月。北海道ではまだまだ厳しい寒さとなることがあり、大雪となる日もあります。3月に入り雪解けが進むようになっても、北海道は北に残る冬の冷たい空気と南からの暖かい空気がぶつかることで低気圧が発達し、荒れた天気となることがあるので天気の急変には注意が必要です。それでも、季節は歩みを進め、3月下旬にはヒバリの声が聞こえるようになってきます。気象台では生物季節観測としてヒバリの初鳴も観測しています。
