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【C大阪】進藤亮佑が初激白「7月中に復帰できれば」 開幕直前に右太ももの手術で長期離脱中


取材に応じるC大阪DF進藤亮佑(撮影・横田和幸)

セレッソ大阪の元日本代表DF進藤亮佑(27)が、約3カ月の沈黙を破った。

開幕直前の2月に「右ハムストリング筋腱(けん)損傷」と発表されたものの、けがの詳細が不明のまま長期離脱。クラブ設立30周年の今季、初のリーグ優勝に欠かせない副主将は、仲間のこと、復帰時期などについて負傷後、初めて口を開いた。

    ◇    ◇    ◇

20日に大阪市此花区舞洲で練習が公開され、全体練習が終わると、1人だけランニングをする金髪の選手がいた。開幕直前のけがで姿を消していた進藤だ。

-宮崎キャンプ最終日の2月17日に行われた非公開の練習試合で、右太もも裏を負傷したと聞く。腱が切れていたのか

進藤 そう。足を滑らせてしまい、伸ばした時にやってしまった。大きいけがという感じがした。実際に診断は(完治に)3~4カ月、5カ月かかっても、おかしくないけがだった。

-1週間後の2月24日にJ1は開幕。チームにとっても痛恨の離脱だった

進藤 関東の病院で2月27日に手術し、入院。結局は4月上旬まで関東で生活し、通院していた。帰阪したのはその後。そういう一発のけがでは、今までで一番大きなものだった。

-タイミングとしては開幕直前に不運だった

進藤 もったいないという感じ。一番よくないタイミングでしたね。精神的に多少は落ち込んだのはあったが、落ち込む人は、もうちょっと落ち込むのかな。小菊監督も「コンディションがよかった分、本当にショック」という話をしてくれたが、それはチームを含めて自分もキャリアアップ、株を上げられる時に、という気持ちがあった。

-開幕戦のベンチには、1日も早い復帰を祈って背番号3のユニホームが掲げられた

進藤 昨年、清武弘嗣選手とかはあったが、自分がされる立場になるとは思わなかった。

-どんな気持ちで開幕後のチームを見ていたのか

進藤 今までであれば、自分が出ていない試合は、例えば、シーズン途中でけがをした時は「進藤がいなかったから、勝てていない」とか、そういうの(=世間の声)を、ちょっとは期待する部分は誰しもあると思うが、今年はほぼゼロだった。いや、5%くらいは「進藤がいたら、もっと(勝てるのに)な」という声があることを願っていたけど(笑い)。チームが調子いい時(=開幕8戦無敗で一時首位)は心からうれしかったし、この前、町田に負けて3連敗した時…田中駿汰が(決定機で)シュートを外した時は、テレビの前で膝から崩れ落ちた。一ファンのような気持ちで見させてもらった。

-それは真のC大阪の人間になったという証明では

進藤 ある意味、そうですね。今までは、自分が出てない試合は「仲間がミスをして、負ければ自分にチャンスが巡ってくる」とか思っていた。それを願うわけではないが、チャンスが来る時は実際、そういうシチュエーションになる。サッカー選手たるもの、そういう気持ちはゼロではないと思う。ただ、今は限りなくゼロに近い。けがも大きかったので、自分とピッチの距離はだいぶ遠い。自分のやるべきことに集中してチームの結果、仲間のプレーは応援している。

-現在はどんなメニューをこなしているのか

進藤 普通のランニングはできていて、結構いいペースで走れている。近く、スパイクを履いて軽くボールを蹴るくらいはやる。4、5カ月かかってもおかしくないけが。せっかく我慢してリハビリしたので、焦ることもないだろうし。ただ、夏は連戦も続くので、そこで力になりたいとは思う。

-7月開幕のパリ・オリンピック(五輪)で西尾隆矢選手が代表に選ばれれば、C大阪のセンターバックは手薄になる

進藤 隆矢に五輪に行ってこいと言えますね。そのくらいに、戻って来ることができればいい。7月中に復帰できれば、十分かなという感じですね。ただ、自分がいくらコンディションがよくても、チームが(別の選手に)代える必要がなければ、代わらないわけで、まずは自分がトップパフォーマンスに近いものを出せるようにしたい。コンディションがよければ、いいプレーができるのは昨年、証明できた。焦らずにやりたい。

-進藤選手と、例えば昨年なら神戸大迫勇也選手との対決は見応えがあった

進藤 開幕から試合を見ていて、僕は町田と対戦したことがなくて、オ・セフンとか、ああいう選手とやりたい気持ちが芽生えた。チャブリッチ、鈴木優磨もいる鹿島は、だいぶてごわい。ヨドコウ桜スタジアムで生で試合を見ていると、みんながうらやましい。

-客観的にC大阪の試合を見て感じるのは

進藤 優勝するチームにはエースがいるが、第2のエース、両ワイド、インサイドハーフが点を取ったりしないと。(攻撃的MFの21歳)柴山昌也が3、4点取ってくれれば、勝てるんだと彼には伝えている。「柴山がやりきらないとだめだ」と、書いておいてください(笑い)。

◆進藤亮佑(しんどう・りょうすけ)1996年(平8)6月7日、札幌市生まれ。札幌の下部組織出身で15年にプロ契約を結ぶ。21年C大阪へ完全移籍。けがで数年は苦しむも、23年は28試合1得点で定位置獲得。選手会長を務め、今季から副主将に。J1通算140試合15得点。1対1の駆け引きに優れたセンターバックで、独特のポジショニングからのゴールが真骨頂の攻撃力は「なぜ、そこに、進藤」と呼ばれる。各年代の日本代表に入り、19年11月6日のベネズエラ戦で初めてA代表招集(出番なし)。183センチ、74キロ。

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