<フランスリーグ:スタッド・ランス2-1レンヌ>◇19日(日本時間20日)◇最終節◇ランス
【ランス(フランス)=松本愛香通信員】MF伊東純也(31)とMF中村敬斗(23)のスタッド・ランスが9位で2023-24年シーズンを締めくくった。19-20年(6位)以来となる「リーグ・アン」1桁順位に食い込んだ。
オーストリアから今季ステップアップした中村は、初の5大リーグとなる仏1部で25試合4得点1アシストの成績を残した。
試合後、報道陣の取材に対応。主な1年間の総括は次の通り。
-最終節でした。今季を振り返って
そうっすね、けがだったり、アジアカップだったり、ちょくちょく抜けることがあって、チームを。自分の思い描いた通りのシーズンにはなんなかったんですけど、でも最後の方はずっとスタメンで出られたし、チームもこう、最後2試合連続で勝って9位に入れたし、個人としても4ゴールっていう結果は、そんなに悪くないと思うんでね。次のシーズンに向けて、フランスっていうリーグを知れたんで、すごい良かったと思います。
-今日は最初の方、全然Sランスのチャンスがなくて難しい試合でしたね
そうですね。特に前半、もうずっとディフェンスの時間が長くて。僕もかなり戻る時間っていうか、最終ラインまで戻ることが多かったんで、結構しんどくて、攻撃になかなかエネルギーを使えなかったですね。まあ、ボールを取っても結構すぐ…僕というか、ランス自体が多かったかなと思うんで、なかなかいい形は作れなかったっすけど、もうでも最終節だったんで、修正するっていうよりかは、もうホント、何が何でも勝った方が一番だと思いました。
-主将を勝利で送り出せて良かったですね
PK決めてくれて、ホントうれしく思います。
-9位は一応、クラブの目標だったと思うんですが、やはり中村選手がずっとおっしゃっているように欧州カップ圏と思っていたんですか
そうっすね。途中3連敗しちゃったんで。そこは来シーズンの目標かなと思ってます。
-中村選手はすごくサッカーの才能があって、お山の大将になろうと思ったらなれたところを、すごく若くして海外に出て、ヘルプも付けないで、こうして1人で険しい道を歩んできたと思うんですが、そこで目指す世界的な選手像みたいなものはありますか
そうっすね。今、このフランスリーグに来て、スタッド・ランスっていう良いクラブに来て、フランスは5大リーグですし、世界的に見たら良いリーグだと思ってるんで。その中で伊東選手みたいに見習う選手がいて。また、フランスリーグで吸収することもたくさんあって。何かこう、結構、向上心があるタイプだと思ってるんで。上に上に行きたいってのは思ってて。それがゆえ、ここにいるのかなって感じですけど(笑い)。
-ご自身のイメージ的に、世界に通用する選手にはどうなっていきたいですか
そうっすね。まだまだ成長しなきゃいけないと思うし、全然やれることはいっぱいあるんで、もっともっと頑張りたいです。
-フランスリーグを今季で知って、来季が勝負、みたいな感覚ですか
そうっすね。
-来季は具体的な目標などありますか
もうちょっとゴールを取りたいですね。
-フランスでプレーしたことで見えてきた部分、ご自身の中で変われた部分などありますか
まあそうっすね。具体的に言うと、結構、縦突破できるようになったかなっていうところですかね。
-新たに分かった部分は
そうですね。フィジカル的な部分もそうですし、タフなリーグだなと思いました。
-オーストリアよりもフィジカル的にタフですか
いや、もう全然、もちろん! やっぱ個人の1対1、アフリカ系の選手が多いですし。
-先日は「慣れた」と言ってましたね
そうですね。慣れてきましたね、はい。今日も結構、今日も前半ちょっとこう息が上がった中でボール受けることが多かったんで、ちょっと足元につかなかったシーンもあったんですけど、後半、PKになったシーンなんかも縦にうまく突破できてクロスとか上げられてたんで、来シーズンにつながったかなと思います。
-来季はさらにステップアップ
そうっすね。
-あとは、もう少しゴールを取るところですか
そうっすね。個人的にはもうちょっとゴール取るところと、あと欧州カップっすね。