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【日本ハム】河野竜生がサヨナラ被弾「田宮の配球に首振って投げたボール。責任は僕にある」


ロッテ対日本ハム 9回裏ロッテ1死、岡(後方)にサヨナラの本塁打を打たれ、座り込む河野(撮影・菅敏)

<ロッテ4-3日本ハム>◇19日◇ZOZOマリン

日本ハムが今季3度目のサヨナラ負けを喫した。新庄剛志監督(52)は同点に追い付いた8回、開幕から15試合連続無失点の河野竜生投手(25)を投入したが、イニングまたぎの9回にロッテ岡にサヨナラ弾を浴びた。チームは今季4度目の2連敗で3カードぶりの負け越し。首位ソフトバンクとは今季最大の6ゲーム差となった。

   ◇   ◇   ◇

河野は思わず、マウンド上でしゃがみ込んだ。今季初めて回またぎで上がった9回のマウンド。1死を奪って、絶好調の岡への初球。「田宮の配球に首を振って僕が投げたボールだった。責任は僕にあります」。選択したのは内角直球。やや甘くなった。「調子のいいバッターは逃してくれない」。きっちり仕留められ、左翼へサヨナラ5号ソロを運ばれた。「一番やっちゃいけないことをした。首を振った以上は、しっかり自分が投げきるべきだった」と悔しがった。

絶好調対決を制してもらうためのイニングまたぎだった。開幕から15試合連続で無失点投球を続けてきた絶対的なセットアッパーに、試合前まで5月だけで4本塁打と波に乗る岡へ回る9回を託したが、相手が上回ってしまえば仕方がない。新庄監督は「迷いなく1球で仕留めた岡君が素晴らしいですよ」と相手をたたえ、「河野君はずっといいピッチングが続いていたんですけどね。まあまあ、切り替えられますよ」。河野も次を見据えた。「次に生かすことが一番ですし、そんな簡単に切り替えることではないですけど、次に向けてしっかり準備したいなと思います」と前を向いた。

これで、開幕から負けていなかった伊藤の先発試合の不敗神話も「7」でストップした。新庄監督は「次は(立ち上がりに失点した伊藤も)修正してくれると思います。まあまあ(21日からは)エスコンだし。やったります」。仕切りなおしの舞台は、21日から本拠地でのオリックス3連戦。6連勝中で今季は13勝4敗1分けと強いエスコンフィールドで、再び上昇気流に乗る。

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