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大谷翔平レッズ本拠地で伝説の「州外ホームラン」期待 現在日本人最多25球場でホームラン記録


ドジャース大谷翔平(2024年5月14日撮影)

大谷翔平に初の「州外ホームラン」が飛び出すでしょうか。

現在、ドジャース大谷翔平投手は日本人最多の25球場でホームランを記録しています。相手の本拠地で残りはマーリンズ、レッズ、フィリーズ、メッツ、カージナルス、ダイヤモンドバックスと、出場したことがないパイレーツだけ。全制覇へあと7球場となっています。

そのうちの1つ、米国プロ野球発祥の地として有名なオハイオ州シンシナティにあるレッズの本拠地グレートアメリカンボールパークで24~26日(日本時間25~27日)にドジャースは3連戦を予定。2週連続で同じチームと対戦する、いわゆる「バック・トゥー・バック・シリーズ」です。

03年に開場したグレートアメリカンボールパークは、プロフットボールとの兼用だった旧スタジアムと異なり、外野左中間、右中間の膨らみがなくホームランが出やすいヒッターズパーク。特に右翼が狭く、左の強打者にとって有利な球場と言えます。

思えば、その年ヤンキースに松井秀喜外野手が入団した時のこと。デビュー当初はゴロの打球ばかりで「ゴロキング」などとやゆされましたが、6月に同球場で1試合5打数4安打、うち3二塁打、1本塁打、3打点と大暴れ。それをきっかけにスランプを脱出したことがありました。

また、当時レッズには左の巨漢スラッガー、アダム・ダンがいました。01年レッズに入団以来メジャー14年間で通算462本塁打を放ち、04~08年の最盛期には5年連続40本塁打以上をマーク。その中には伝説のホームランもありました。

04年8月10日、本拠地でのドジャース戦。先発ホセ・リマから4回裏にバックスクリーンを越える超特大の1発。まだ当時はデータ解析システム「スタットキャスト」がありませんでしたが、同球場史上最長の推定飛距離535フィート(約163.1メートル)と発表されました。

また、その打球は場外に出て、観客席後方にある道路で跳ねて、さらに200フィート(約61メートル)程先にあるオハイオ川の河畔へ。ケンタッキー州との州境にあるオハイオ川は区分上、隣の州なので、場外どころか、前代未聞の「州外ホームラン」となりました。

11年9月12日には、当時レッズに在籍していた左の強打者フアン・フランシスコ(元巨人)が右翼場外へ超特大ホームラン。打球は道路の向こう側の木に当たり、オハイオ川までは届きませんでしたが、球団の公式記録員によると球場史上2位の推定飛距離502フィート(約153メートル)という発表がありました。

同球場は07年、バックスクリーン後方に観戦用デッキを設置。15年にはオールスターゲーム開催に合わせて右翼席後方にビデオボードを取り付けたため、当時に比べて場外ホームランが出にくくなりました。それでも、大谷は先日サンフランシスコのオラクルパークで、もう少しで海に飛び込む「スプラッシュヒット」になりそうな特大アーチを披露。シンシナティでは伝説の州外ホームランを思い起こさせるような、初アーチを期待したいものです。

【大リーグ研究家・福島良一】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「福島良一の大リーグIt's showtime!」)

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