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札幌龍谷学園サヨナラ勝ちで初戦突破 カブレラ好き米田龍ノ助が代打で公式戦初出場サヨナラ犠飛


延長10回1死二、三塁、サヨナラ犠飛を放つ札幌龍谷学園の米田(撮影・保坂果那)

札幌地区で札幌龍谷学園が延長10回タイブレークの末、札幌新川に3-2でサヨナラ勝ちし、初戦を突破した。

10回1死二、三塁から、カブレラ好きの代打米田龍ノ助外野手(2年)が、公式戦初出場でサヨナラ中犠飛を放った。小樽、空知、名寄、釧根の4地区では代表決定戦が行われ、全道大会(22日開幕、札幌円山)出場校が決まった。

    ◇    ◇    ◇

札幌龍谷学園の米田が劇的勝利の主役になった。2-2で延長10回タイブレークに突入。10回表を札幌新川に得点を与えず、その裏。1死二、三塁で代打で高校初打席に立った。迷いなく初球を振り抜き、中堅へサヨナラ犠飛を放った。「僕が決めるしかないと思った」。寺西直貴監督(53)から「ミート力があるから」と、大事な場面で抜てきされた背番号20は、一振りで仕事を果たした。

好きな選手は西武などで活躍したアレックス・カブレラ。「豪快なスイングがいい」とあこがれ、動画を見て参考にする。体重は現役時代に100キロだった大砲に迫る98キロだ。体格に恵まれるが、高校生活はケガに悩み出遅れた。中学3年の8月に右肘の靱帯(じんたい)を痛めてトミー・ジョン手術を受けた。高校入学後もリハビリを続け、練習に合流できたのは1年の11月から。「みんなに頑張ってついていく」と、遅れた分を取り戻そうと必死にバットを振る。

仲間と一緒に野球ができる喜びがある。「夏には1ケタ背番号を取る。そのために結果を残す」。チームは12年以来、春の全道から遠ざかる。12年ぶり地区突破へ、パワフルな打撃で存在感を示す。【保坂果那】

○…双子同士が公式戦で初対戦だ。札幌新川の南出佳哉二塁手と札幌龍谷学園の南出陸哉投手(ともに3年)は双子の兄弟。敗れた兄の佳哉は「6番二塁」で先発し「勝ちきれず悔しい。チャンスで1本が出なくて実力不足」と悔しがった。弟の陸哉に出番はなかったが、ブルペン待機中、兄の打席をじっと見守る姿があった。「小3から2人ともずっと野球をやってきて、対戦は初めてだった。少し違和感。負けられないと思っていた」と、より気合を入れて臨んだ一戦だった。

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