16年ぶり鹿島vs東京Ｖ「オリジナル10対決」鹿島３点差追いつかれドロー 終了間際に失点

前半、先制ゴールとなるPKを決め駆け出す鹿島鈴木（撮影・狩俣裕三）

＜明治安田J1：鹿島3－3東京V＞◇第13節◇12日◇カシマ

鹿島アントラーズと東京ヴェルディの16年ぶりの「オリジナル10対決」は、鹿島が3－0のリードから追いつかれ、引き分けに終わった。ドローの瞬間、鹿島サポーターからブーイングが起こった。

先制したのは鹿島。前半7分。東京Vにペナルティーエリア内でハンドの反則があり、ビデオ・アシスタントレフェリー（VAR）の判定の末にPKを獲得。鈴木優磨がGKの逆をつきゴール左隅に流し込んだ。直後の同8分、鹿島はMF名古新太郎が右サイドからドリブルで仕掛けネットを揺らし追加点。後半5分にはCKからDF植田直通が頭で押し込み3－0とした。

だが、東京Vも反撃に出る。後半24分、MF斎藤功佑の得点で1点を返し、同36分には高い位置でボールを奪いカウンターに転じ、左からのクロスにファーに走り込んだMF木村勇大がネットを揺らし1点差に追い上げた。さらに、後半追加タイム、ゴール左30メートル付近からのフリーキックからMF見木友哉の得点で引き分け、勝ち点1を得た。