<明治安田J1:鹿島-東京V>◇第13節◇12日◇カシマ
鹿島アントラーズと東京ヴェルディが12日、鹿島すrタジアムで16年ぶりにJ1の舞台で対戦する。
Jリーグ発足初年度から参加している「オリジナル10」で、ライバル同士だった両クラブの対戦を記念し、試合前に鹿島のレジェンド・ジーコ氏とヴェルディのレジェンド・ラモス瑠偉氏のトークショーが行われた。
ジーコ氏は現在の鹿島の戦いぶりに「去年から大きく監督も代わり、選手も何人か代わってフィロソフィーも変わってきた。その中でも選手が結果として証明してくれている。今のところ、鹿島がやりたいサッカー、目指すサッカーのの結果が出ているのは嬉しく思う。これからも、引き続き勝ち続けて、あとは監督も日本のことをよく知ってるので。融合しながら、結果として勝ち続けていけたらいいと思っている」と話した。
ジーコ氏は、現在の鹿島の注目する選手を問われると「鈴木優磨」と挙げ「シュートに限らず、いいパスも供給している。彼が本来の力を発揮してくれればいい結果になる」とキッパリ。試合前日の11日に、ジーコ氏がポポビッチ監督と会ったという。ジーコ氏は「絶対に負けられない戦いだからと強く言っておきました」と笑いながら明かし「彼ならやってくれるでしょう」。
ジーコ氏の予言通り、前半5分にFW鈴木優磨がPKを決め先制。直後の前半8分にもMF名古新太郎が右サイドから個人技でネットを揺らし、鹿島が東京VにJ1に在籍し続けている実力を示した形となっている。【岩田千代巳】