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21世紀枠でセンバツ出場の別海が初戦突破 島影監督「浜風を想定した練習が役に立った」


別海対釧路湖稜 8回表2死二・三塁、別海の鎌田三塁手は中越えのランニング3点本塁打を放つ(撮影・中島洋尚)

<春季北海道大会釧根地区予選:別海10-6釧路湖陵>◇8日◇2回戦◇ウインドヒルひがし北海道

21世紀枠でセンバツに出場した別海が、苦しみながらも釧路湖陵を下し、初戦を突破した。

3点を先に失って迎えた3回表に、四球1つを挟む6連打で5点を奪い逆転。1度は同点とされるも、6-6の8回表2死二、三塁の好機に、2番・鎌田侑寿紀三塁手(ゆずき、2年)が、中越えにランニング3ランを放ち試合を決めた。

鎌田は「一塁を回る時にセンターが見えて『抜けろ!』みたいに思って走りました。二塁を回った時に、三塁コーチャーが手を回していたので、止まらずホームを狙いました」と、笑顔で振り返った。甲子園から戻ると積雪で約2週間グラウンドが使えず、ナイン全員で雪割りをした。同時に、室内で筋力トレーニングや打撃フォームの見直しも行った。

この日の球場は気温が5度前後と低く、強風も吹き荒れ、守備の難しい場面が多くあった。島影隆啓監督(42)は「完全な負け試合を、よくひっくり返した。甲子園の浜風を想定した練習が、役に立った部分もあった」と、センバツ出場経験を勝因に挙げた。

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