今永昇太の直球は驚異的「MLBで最も価値が高い球」MLB公式サイトが分析記事

パドレス戦で力投するカブス今永昇太（AP）

MLB公式サイトは7日（日本時間8日）、カブス今永昇太投手（30）の92マイル（約148キロ）直球が今季のMLB全体で最も価値の高い球だとして、その理由を分析する記事を掲載した。

今永の92マイル直球は、現在の平均的直球より約2マイル（約3キロ）遅く、MLB全体では下位25％以内に入るが、runs prevented（失点を防ぐ度合いを示す指標）で「＋9」となっており、ドジャースの先発右腕グラスノーと並びメジャートップ。グラスノーの直球は平均96マイル（約154キロ）となっており、92マイルで「＋9」は驚異的だとしている。

記事は、今永の直球がこれだけ優れている理由は主に2点あると考察。1つは「イマナガの直球は、ライジングの動きの大きさではMLBで上位」、2つ目は「左腕から繰り出されるスプリットは希少で、それが直球を引き立てる」としている。今永のフォーシームのライジングは、MLB平均より3・4インチ（約8・6センチ）大きく、MLBでは3位だという。