オリックス吉田輝星投手(23)が中継ぎの1軍戦力として故郷に戻ってきた。
8日楽天戦(秋田)で1軍では2年ぶりとなる凱旋(がいせん)登板に期待がかかる。家族、母校・金足農の恩師らも観戦予定。「普段から気持ちを入れていないことは絶対にないですけど、気持ちはなおさら入る」と気合をみなぎらせた。
球場は高校時代の思い出の地、こまちスタジアムだ。18年夏、エース吉田を擁した金足農はこの球場で秋田王者となり、甲子園で準優勝した。同球場では日本ハム時代の22年6月21日、先発した楽天戦で5回途中2失点で負け投手となっている。今回は1軍の舞台で雪辱を果たしたい。
同じく秋田出身で遠征を心待ちにしていた小木田は戦線離脱中。「コギさんの思いも背負って。秋田の監督のもと、秋田の先輩がいて、秋田でできるのはすごく幸せなこと」。こちらも秋田出身の中嶋監督から「打たれんなよ」と厳命され、燃えている。