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【清水】秋葉忠宏監督「サポの熱量、空気感がエキサイティングな試合に」J2で100勝王手


勝利後の「勝ちロコ」で満面の笑顔を浮かべる清水の秋葉監督(右から4人目)

<明治安田J2:清水4-1栃木>◇3日◇第13節◇アイスタ

清水エスパルスの秋葉忠宏監督(48)がJ2通算100勝に王手をかけた。今季ホーム最多の1万7400人が来場した栃木SC戦は4-1で快勝。MF矢島慎也(30)の移籍後初ゴールなどで今季最多4得点を奪った。チームも16年以来8年ぶりの5連勝で首位をキープ。監督のキャリアをスタートさせた群馬との次戦(6日)で「100勝」の大台到達を目指す。

   ◇   ◇   ◇

秋葉監督も誇らしげだった。快勝で監督として自身通算99勝目を挙げた。チームは今季最多4得点で5連勝。「サポーターの熱量とこの空気感がエキサイティングな試合にしてくれた。素晴らしい」。勝利後恒例の「勝ちロコ」では会心の笑顔で華麗なステップを披露。オレンジに染まったスタンドのサポーターと喜びを分かち合った。

采配も的中した。後半25分、FWタンキ(30)とMF松崎快(26)を同時に投入。同32分には4バックから3バックに変更した。直後の34分。タンキの個人技で押し込み、DF山原怜音(24)が左足で追加点。42分には松崎が4点目を奪った。同監督は「交代選手を含めて、追加点を取ることができた」とうなずいた。

シーズン途中で監督に就任した昨季は19位に沈んだチームを一時はJ1自動昇格圏の2位まで引き上げた。だが、勝てば自動昇格だった最終節で引き分け、4位に転落。東京Vとのプレーオフ決勝も後半追加タイムに追いつかれた。あと1点と勝ち点1に泣いた。指揮官は「今年は徹底的に勝負にこだわっている。あんな悔しさはもう2度と味わいたくない」。普段の練習から球際での厳しさを要求。今季は10勝中6勝が1点差勝利と、接戦を勝ちきる力は浸透してきている。

過去にJ2で100勝以上を挙げた監督は10人。いずれもJ1での指揮経験がある。次戦は監督業を始めた古巣群馬が相手。「最後に優勝で終われるように、もっともっと勝ち続けたい」。節目の1勝と勝利を積み重ねた先に、自身初のJ1で采配する景色が待っている。【神谷亮磨】

◆J2監督通算勝利数の上位10傑

(1)反町康治 239勝

(2)石崎信弘 221勝

(3)高木琢也 205勝

(4)木山隆之 181勝

(5)小林伸二 167勝

(6)松田 浩 162勝

(7)大木 武 154勝

(8)柱谷幸一 149勝

(9)柳下正明 128勝

(10)三浦俊也 102勝

○…今季加入の矢島が技ありの1発で勢いづけた。前半5分、右サイドから味方とのパス交換でエリア内に進入。ボールを受けると、足裏で止め、右足を振り上げた。カーブをかけてフワリと浮かせたシュートはGKの手が届かないコースを抜き、逆サイドネットへ。今季7戦目の出場で移籍後初ゴールを挙げ、「いい形で取れた。次も目の前の試合を勝つだけ」と口元を引き締めた。

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