【DeNA】度会隆輝が衝撃満塁弾、球団史上初の新人グランドスラム 初「８番右翼」先発で

DeNA対巨人　8回裏DeNA2死満塁、右越え満塁本塁打を放ち、ガッツポーズする度会（撮影・鈴木みどり）

＜DeNA－巨人＞◇26日◇横浜

DeNA度会隆輝外野手（21）が衝撃のグランドスラムを決めた。1点リードの8回2死満塁、変則左腕の巨人高梨のスライダーを捉えた。右翼席に豪快に運ぶ3号満塁弾。新人でのグランドスラムは球団史上初だった。表情は変えずに右拳を掲げて喜んだ。ベンチに戻ると、京田と抱き合うセレブレーションも復活。10試合ぶりの3安打猛打賞の活躍でチームに5点のリードをもたらした。

この試合では22試合目でプロ入り後初めて1番を外れ、「8番右翼」で先発。2回2死の第1打席、巨人戸郷の高く浮いたフォークを逆方向にはじき返した。左前への鋭い当たりで15打席ぶりの安打。同点とされた直後の5回先頭でも初球スライダーを右前に運んだ。

セ・リーグ史上初の新人での開幕から2戦連発アーチをかける鮮烈デビューも、徐々にプロの壁に苦しんだ。直近2試合の23日からの阪神2連戦（横浜）では9回に打席が回るも三振に倒れて最後の打者に。いずれもチャンスを生かし切れず、悔しさをにじませていたが、1番を外れ、新たな打順で存在感を示した。