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【G大阪】20歳FW坂本一彩、2戦連発弾で2連勝導く 宇佐美貴史に教わり苦手ファーへ決める


浦和対G大阪 後半、ゴールを決めるG大阪坂本(撮影・たえ見朱実)

<明治安田J1:浦和0-1G大阪>◇第9節◇20日◇埼玉スタジアム

G大阪が20歳のFW坂本一彩(いさ)の技あり弾で敵地で浦和に競り勝ち、2連勝となった。

昨季、J2岡山で武者修行し今季からG大阪に復帰。チームのエースFW宇佐美貴史に居残りでシュートを教わり、2戦連発弾で結果を残した。名前の由来はスワヒリ語で「救世主」の意味。名前通り、苦しい展開だったチームを救った若武者は、飛び級でのパリ五輪を目指すべく、一戦一戦に勝負をかけていく。

   ◇   ◇   ◇

坂本が千載一遇のチャンスを仕留めた。0-0で耐えていた後半33分。カウンターでMFウェルトンが右サイドをドリブルで上がると、坂本はゴール前のニアよりにポジションを取った。右からのグラウンダーのマイナスクロスを、相手2人に囲まれながらもトラップでピタリと止め右足シュート。ファーサイドに突き刺さると、浦和サポーター席は静寂に包まれた。

シュート1本で前節に続く2戦連発弾。「(ボールを)受けて足を振ることだけを考えた。数少ないチャンスを仕留めるのが前としての仕事。そこを今日、果たせたのはよかった」と笑みをこぼした。

G大阪のアカデミーでは、G大阪のエースFWだった大黒将志氏の指導を受け、シュート技術を磨いた。プロ1年目は9試合1得点。昨季は、出場機会を求めJ2岡山で武者修行し24試合4得点と経験値を上げた。今季からG大阪に復帰し、チームの居残りのシュート練習で宇佐美から教えを受けた。「ファーのシュートが苦手でしたが、シュートの感覚、打ち方を聞いて改善されました」。その苦手のファーのシュートを大舞台で決めてみせた。

昨年はU-20W杯アルゼンチン大会にU-23日本代表MF松木玖生と出場している。今回のU-23アジア杯は招集されていないが、パリ五輪は諦めてはいない。「まだ2点決めたぐらいなんで」と謙虚で「1点ずつ積み重ねて、替えのきかない選手になるのが大事。結果残すだけです」。名前の「いさ」はスワヒリ語で救世主の意味。日本代表でそうなるべく、高みを目指す。【岩田千代巳】

◆坂本一彩(さかもと・いさ)2003年(平15)8月26日、熊本市生まれ。G大阪ユース在籍の20年9月に2種登録され、G大阪のU-23チームでJ3八戸戦でデビュー。20年12月、J3沼津戦でプロ初得点。22年にトップ昇格し、4月6日の京都戦でJ1デビュー。6月の広島戦でJ1初得点を決めた。昨年はJ2岡山に期限付き移籍し今季からG大阪に復帰。利き足は右。173センチ、66キロ、血液型はA。

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