<阪神-中日>◇20日◇甲子園
阪神大竹耕太郎投手(28)が今季最長となる7回を8安打2失点と抑え込んだ。1点リードの2回に細川、山本、上林に3連打を浴びて2失点。勝ち越しを許した。
しかし直後の回に無死満塁で打席が回ると、相手先発大野の143キロ速球をワンバウンドでピッチャー返し。大野のグラブをはじいた打球は右翼方向へ転がる同点打となった。1イニング7得点の口火を切り、自らを助けた。
その後は連打を許さず、二塁すら踏ませない好投。今季はここまで3試合中2試合で6回に3失点以上を喫して降板。この日は3者凡退の無失点と、鬼門の1イニングを危なげなく乗り越えた。球数97球に達した7回に、代打が送られて降板。安定の投球を貫き、今季2勝目の権利を得た。