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【阪神】4番大山悠輔が助けられた湘南乃風の名曲「落ち込んでいる時なんかは音量マックスで…」


阪神対中日 5回裏阪神1死、大山は中越えソロ本塁打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神7-0中日>◇19日◇甲子園

打線も4番もついに目覚めた! 阪神が今季最多タイの7得点&2戦連続2ケタ安打を記録し、今季最長の4連勝で今季初の貯金1を作った。11試合連続2得点以下となれば球団ワースト記録更新だったが、2-0の3回に3番森下翔太外野手(23)が4号ソロで「3点目の壁」を打破。5回には4番大山悠輔内野手(29)に今季75打席目での待望の初アーチが飛び出した。さあ、23年日本一打線がいよいよ上昇気流に乗りまっせ!

  ◇  ◇  ◇

大山も人の子だ。プロ1年目に阪神第101代4番を任されてから8年目。打って勝てば神様、打てずに負ければ戦犯…。超人気球団で4番を任される重圧にはもう慣れつつあるが、時には悔しさを押し殺せない夜もある。そんな時、何度となくレゲエグループ・湘南乃風の楽曲に助けられてきたのだという。

「今でも試合前とか移動中のバスとかでよく聴かせてもらいます。あとは試合後の車の中ですかね。気持ちが落ち込んでいる時なんかは音量をマックスにして、『黄金魂』とかの勢いでモヤモヤを吹き飛ばしてもらうこともあります」

そう照れ笑いする素顔はどこにでもいる29歳と何も変わらない。

先週11日広島戦の試合前、大山は甲子園で湘南乃風メンバーの若旦那と談笑する機会に恵まれた。開幕から不振に苦しんでいた最中、虎党でもある若旦那から贈られた激励の言葉は宝物となった。「登場曲、『黄金魂』にしようかな」と喜んでいた主砲。やっと感謝のアーチをかけられた。【野球デスク=佐井陽介】

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