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スペイン、際立ったパス精度=ボール支配率でも圧倒―W杯サッカー


 2010年大会準決勝でドイツを1―0で破り、勢いに乗って優勝を飾ったスペイン。3大会ぶりの対戦で、相手の2倍以上となる565本のパスを成功させ、試合の主導権を握った。  ボール支配率はドイツの33%に対し、56%と圧倒。いずれも母国の名門バルセロナに所属する18歳ガビ、20歳ペドリ、34歳ブスケツが中盤でボールを保持し、攻撃を組み立てた。後半17分に左から攻め込み、モラタが先制ゴール。絶妙な低いクロスでアシストしたアルバは「良い連係から得点できた」と手応えを口にした。  それでも、ルイスエンリケ監督は「繊細さと新鮮さを欠き、安心感がなかった」と厳しい評価。求める質はもっと高い。4度の優勝を誇るライバルに終盤に追い付かれ、勝利を逃した詰めの甘さへの反省も忘れなかった。  決勝トーナメントでの戦いを見据え、チームは1次リーグE組の首位通過だけを見詰める。モラタは最終戦で当たる日本を「タフなチームで、よく走り、戦術的に優れている」と警戒した。気を引き締め、精度の高い「パスサッカー」で日本を崩しにかかる。 (アルホル時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕スペインの中盤を支えるブスケツ(手前右)=27日、アルホル(EPA時事)
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