雪の大切さ、絵本で啓発＝元モーグル選手、上村愛子さんが制作携わる

　元アルペンスキー選手の皆川賢太郎さんが会長を務める一般財団法人冬季産業再生機構が３１日、東京都内で記者会見し、雪資源の大切さや地球温暖化を啓発する絵本「ゆきゆきだいすき」（小学館）を１１月９日に発売すると発表した。皆川さんの妻でフリースタイルスキー・モーグル元選手の上村愛子さんが、キャラクター「あいこちゃん」の絵などを手掛けた。 　上村さんは、毎年訪れていた欧州で氷河が減少する様子を見た経験などから「雪が降っているのは貴重なことだとすごく感じるようになった」と話した。「（キャラクターの）あいこちゃんという名前がまずまず恥ずかしい」と笑いつつ、「雪の世界を想像してもらえたらうれしい」と思いを語った。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕完成した絵本「ゆきゆきだいすき」を手に笑顔を見せる上村愛子さん（中央）。右端は皆川賢太郎さん、左端は国際オリンピック委員会の太田雄貴委員＝３１日午後、東京都港区