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日本も学んだスペイン流=独自スタイル見せられるか―パスサッカーの源流(下)


 イングランド・プレミアリーグ王者マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督を筆頭に、スペインの指導者は引く手あまたの状況だ。  Jリーグも例外ではない。近年はイニエスタ、フェルナンドトレスら名選手に加え、スペイン人監督が続々と来日。エスパニョールでスペイン国王杯制覇の実績を持つロティーナ氏は東京V、C大阪など4クラブを指揮。名門バルセロナをモデルとする「バルサ化」を掲げる神戸は、グアルディオラ氏が師と仰ぐリージョ氏を招聘(しょうへい)したことがある。  現在J1ではバルセロナのスカウト時代に久保建英を発掘したアルベル氏がF東京、タイで経験を積んだロドリゲス氏が浦和を率いる。母国では知名度が低くても、手腕を発揮している。  日本代表もかつてスペインを「教科書」とした。「スペイン人は大きいわけではなく、体形が日本人と似ている。ボールを大事に保持して主導権を握っていくスペインのサッカーは日本に合っている」。スペインが2010年にワールドカップ(W杯)初優勝を果たした当時、日本サッカー協会技術委員長だった原博実氏(大宮フットボール本部長)は、日本の進むべき方向性を見定めた。  原氏は、14年にスペインで経験が豊富なメキシコ人のアギーレ氏を日本代表監督に招いた。八百長騒動で契約解除となる誤算はあったが、後方からボールをつないで崩す形は森保ジャパンにつながる。Jリーグでも川崎や横浜Mなどポゼッションサッカーが今の主流だ。  スペインの背中を追いながらも、前回18年ロシア大会で、日本は三たびW杯16強の壁にはね返された。原氏は「ベースはまねたとしても、俊敏性や技術など日本人の良さを生かすべきだ」と強調する。日本が独自のスタイルを磨き、どこまで進化できたか、カタールはそのお披露目の場所となる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕元スペイン代表で、世界屈指の指導者となったマンチェスター・シティーのグアルディオラ監督=8月24日、バルセロナ(EPA時事) 〔写真説明〕2010年W杯南アフリカ大会優勝メンバーで、J1神戸でプレーする元スペイン代表のイニエスタ(中央)=5月25日、ノエビアスタジアム神戸 〔写真説明〕インタビューに答える大宮フットボール本部長の原博実氏=8月24日、さいたま市
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