東京パラ１年で記念イベント＝有明アリーナに９０００人

　東京パラリンピック開幕から１年となった２４日、東京・有明アリーナで１周年記念イベントが開催された。昨夏の大会では原則無観客だった会場に約９０００人が来場。車いすバスケットボールの男女日本代表が出場したエキシビションマッチなどが行われて盛り上がった。 　試合では得点が入るたびに拍手が送られ、好プレーには歓声が上がった。女子の北田千尋主将は「１年越しで見たかった光景の中でバスケができて、すごく気持ちよかった」と感慨を込めた。 　東京都の小池百合子知事は「きょうを新たな契機とし、パラスポーツムーブメントの一層の発展を」とあいさつ。国際パラリンピック委員会（ＩＰＣ）のアンドルー・パーソンズ会長は「パラリンピアンの活躍が日本の皆さんの意識を変え、共生社会の一員であることを実感できるようになった」と話し、大会の意義を改めて強調した。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕車いすバスケットボールのエキシビションマッチでプレーする日本とスペインの選手＝２４日、東京都江東区の有明アリーナ 〔写真説明〕東京パラリンピック１周年記念イベントに出席した（左から）国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長、小池百合子東京都知事ら＝２４日午後、東京都江東区の有明アリーナ