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登板なしから3年目で金字塔=ロッテの佐々木朗、経験糧に進化―プロ野球


 岩手・大船渡高時代に163キロをマークした佐々木朗。2019年のドラフト会議で4球団競合の末、ロッテに入団した。「令和の怪物」は鳴り物入りでプロの世界に飛び込んだ。  コロナ禍にも見舞われた1年目は5月にシート打撃に登板して以降は状態が上がらなかった。体づくりを優先し、実戦登板がないまま終えた。周囲の厳しい声も耳に入ったが、「やるべきタイミングがある。その時までこつこつとやればいい」。信念を持って自分を磨いた。  試合での登板はなくても、得たものはたくさんあった。シーズン中のほとんどは1軍に同行。先発投手の試合への入り方などを間近で学び、「すごく勉強になったし、1軍で投げる時に生きる」と前向きに捉えた。  2年目は春季キャンプ初日からブルペン入りするなど、順調に調整を進めた。初の実戦登板となったオープン戦では1回を無失点に抑え、「すごく楽しかった。野球ができていることに感謝している」と声を弾ませた。その後は2軍で登板を重ね、5月16日の西武戦で1軍デビュー。初白星は同27日の阪神戦。高校時代はわずかに届かなかった甲子園球場でつかんだ。  この年は登板した翌日に出場選手登録を外れ、2週間に1度の間隔で登板。井口監督の「若手は万全なコンディションで先発させたい」という方針も飛躍につながった。3勝にはとどまったが、憧れだった楽天の田中将と互角に投げ合ったり、クライマックスシリーズの開幕投手を任されたりするなど、投げるたびに安定感を増していった。  昨年の契約更改後の会見で3年目の位置付けを問われると、「レベルアップしていく中の一つの過程にすぎない。常にレベルアップしていけるように」。2年間でいろいろな経験をして発された言葉には自信がにじんでいたが、成長途上で完全試合という金字塔を打ち立てた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕オリックス戦の9回、最後の打者を三振に仕留め、完全試合を達成したロッテの佐々木朗=10日、ゾゾマリン 〔写真説明〕力投するロッテ先発の佐々木朗=10日、ゾゾマリン
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