喜びにじむ香川＝ベルギー・サッカー

　シントトロイデンの香川は１点を追う後半開始から出場し、中盤で効果的な存在となった。真骨頂でもある攻撃にアクセントを加えるパスを随所に披露し、声や身ぶりでも味方をけん引。前半は受けに回ったチームを見違えるように活性化させ、１６分に同点ゴールが生まれた。 　試合終盤には、あわや勝ち越し弾というミドルシュートも放った。香川は「決めたかった。次はしっかり決められるように。時間とともにチャンスは増えてくると思う」と悔しさと同時に、プレーできる喜びをにじませた。 　「コンディションは毎試合上がってきていて、それが大きなモチベーションを与えてくれる」。３２歳が新天地で、再び輝きを放ち始めている。（シントトロイデン時事）【時事通信社】