ワリエワ出場容認は二重基準＝東京五輪逃した陸上リチャードソン〔五輪・フィギュア〕

　陸上女子短距離のシャカリ・リチャードソン（米国）は１４日、ドーピング検査で陽性反応を示したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ（ロシア・オリンピック委員会＝ＲＯＣ）が北京五輪への出場継続を認められたことは二重基準だとする考えを表明して批判した。リチャードソンは昨年６月の東京五輪代表選考会で１００メートルを制したが、その際の検査で大麻の成分に陽性反応を示して処分を受け、五輪に出場できなかった。 　リチャードソンはツイッターに、「彼女と私の状況の違いに明確な答えを得られるだろうか」と投稿し、「私が思う唯一の違いは、私が黒人の若い女性であるということ」と記した。また、母の死で走れなくなったことが大麻使用の理由と示唆した上で、大麻は「競技力を向上させない」と訴えた。（時事）【時事通信社】