宇田と戸上、戦術変更で逆転＝全日本卓球

　男子ダブルスの宇田、戸上組は準決勝、決勝ともに０―２からの逆転勝ちで頂点に立った。決勝では第３ゲームから戦術を変更して「まず相手を崩すことを考えた」と戸上。攻め急がずに、丁寧に返すことを心掛けた。これがはまって相手のミスを引き出し、逆転劇へとつなげた。 　昨年の世界選手権個人戦で３位に入るなど、着実に力を付けている２０歳ペア。宇田は「パリ五輪を目指してダブルスを組んだ。五輪で勝てるペアを目指して頑張っていきたい」。初の日本一となり、さらに連係を深めていくことを誓った。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕男子ダブルス決勝、ポイントを奪い喜ぶ宇田幸矢（左）、戸上隼輔組＝２９日、東京体育館