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外貨預金におすすめの銀行は?外貨預金のメリットや注意点を解説


(画像=NET MONEY編集部)

2022年から続く円安トレンドを受けて、物価上昇やインフレから自己資産をどのように守るか考える人が増えています。そのような状況のなか、円預金以外の資産運用として注目されているのが外貨預金です。

一方で、具体的なメリットや仕組みがわからず、実際に外貨預金を始められない人も少なくありません。

そこで今回は、資産運用の初心者に向けて、外貨預金の魅力をさまざまな角度から紹介します。

外貨預金におすすめの銀行もあわせて紹介していくので、これから外貨預金を始める人はぜひ参考にしてください。

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米ドル定期預金
(1ヶ月)
年6.00%
(税引後4.78%)
・2024年2月14日現在。円からの預入時
・上記金利で1ヶ月(30日)1,000米ドルお預入れいただく場合の受取利息計算例:1,000米ドル×6.00%×30日÷365日×79.685=約3.92米ドル
・外貨定期預金の通常金利は、米ドル1ヶ月定期:年5.0%(税引後年3.98%)です。
・外貨定期預金の初回満期日以降の利息は、「自動継続」の場合は満期日(継続日)当日の同一期間・同一通貨の大和ネクスト銀行所定の外貨定期預金金利によります。

大和ネクスト銀行は、取扱通貨が12種類
いつでも好金利で預けられるので、分散投資をしたい方におすすめです。

  1. 外貨預金とは
  2. 外貨預金のメリット4選
    1. 円預金よりも金利が高い
    2. 為替レートの変動による利益が得られる
    3. 資産のリスク分散ができる
    4. 海外で外貨のまま引き出せる
  3. 外貨預金のデメリット
    1. 為替レートの変動による影響を受ける
    2. 為替手数料がかかる
  4. 外貨預金における通貨の種類と特徴
    1. 米ドル
    2. ユーロ
    3. 英ポンド
    4. 豪ドル
    5. NZドル
    6. トルコリラ
    7. 南アフリカランド
  5. 外貨預金におすすめの銀行の選び方
    1. 外貨預金口座の種類と特徴
    2. 金利
    3. 為替手数料
  6. 外貨預金におすすめの銀行9選
    1. 大和ネクスト銀行
    2. 東京スター銀行
    3. ソニー銀行
    4. GMOあおぞらネット銀行
    5. auじぶん銀行
    6. PayPay銀行
    7. 楽天銀行
    8. 住信SBIネット銀行
    9. SBI新生銀行
  7. 外貨預金の始め方
    1. 大和ネクスト銀行口座と大和証券口座の開設
    2. 外貨普通預金の取引方法
    3. 外貨定期預金の取引方法
  8. 外貨預金に関するよくある質問
    1. 外貨預金する通貨は1つだけでもいい?
    2. 外貨預金のおすすめのタイミングは?
    3. 外貨預金は銀行が破綻しても保護される?
    4. 外貨預金の税金はどうなる?
    5. 外貨預金はどの国の通貨から始めるのがおすすめ?
    6. 外貨預金とFXとの違いは?

外貨預金とは

外貨預金とは、日本円を外国通貨に両替して預金をする金融商品です。為替リスクや金利は通貨によって異なるため、外貨預金ではこれらの差を利用してリターンを追求できます。

例えば、現在米ドルを保有しているとします。米ドルの価値が日本円よりも高く推移すると(=円安ドル高)、為替差益が得られるチャンスが広がります。

ただし、預金とはいえ、その実態は外貨に「投資」をしていることを覚えておきましょう。先ほどの例とは逆に、日本円の価値が高まると(=円高ドル安)外貨の価値が下がり、資産が目減りします。そのため、リスクやデメリットを把握したうえで運用することが大切です。

■外貨預金とは

(画像=NET MONEY編集部)

外貨預金のメリット4選

ここでは外貨預金の仕組みを解説しながら、資産運用の初心者が外貨預金を行うメリットを紹介します。

円預金よりも金利が高い

円預金と比べて高い金利が得られる点が、外貨預金の魅力の1つです。

各国の政策金利は、その国の経済政策やインフレ率、経済成長率などに基づいて決まります。日本では低金利の状況が続いていますが、日本より政策金利を高く設定している国も多く存在します。

■各国の政策金利

為替レートの変動による利益が得られる

外貨預金では、為替レートの変動からも利益を獲得できます。為替レートは、経済状況や金利の動向、政治的イベントといった複数の要因により、常に変動するものです。この変動を賢く活用することで、資産を増やすチャンスが生まれます。

例えば、1米ドルが100円のときに10万円を外貨預金したとしましょう。預け入れた(買い付けた)1,000米ドルを、その後1米ドルが120円になったときに引き出すと、10万円の元本に対して2万円の利益(1,000米ドル×120円=12万円)が得られます。

貯蓄という機能に加えて、為替の変動を利用して利益を得られる可能性がある点が外貨預金の魅力です。

資産のリスク分散ができる

日本は、エネルギーを含め、衣食住に欠かせない資源の多くを輸入に頼っています。日本円の価値が大きく変動すると生活費やビジネスのコストに影響が出ることは、2022年以降に発生した円安にともなう物価上昇からも明らかです。

資産の一部を外貨で持っておけば、円の価値の下落がもたらす物価の上昇やインフレリスクを回避できる可能性が高まります。そうした時代背景からも、生活の安定をもたらす資産運用の手法として外貨預金が注目されています。

海外で外貨のまま引き出せる

外貨預金は、海外に行く機会が多い人にとって便利な資産運用方法です。なぜかというと、外貨預金のお金を現地で引き出せば、外貨をそのまま利用できるからです。

例えばソニー銀行には、11通貨対応のデビットカード「Sony Bank WALLET」があります。このカードを使えば海外ATMから直接外貨を引き出せるので、両替の手間が不要です。また、カードで支払う場合は外貨預金口座からの引き落としになるため、手数料を抑えながら渡航先でのショッピングを楽しめます。

外貨預金のデメリット

メリットの多い外貨預金ですが、なかにはデメリットも存在します。外貨預金の主なデメリットは以下の2つです。

為替レートの変動による影響を受ける

外貨預金において、為替レートの変動によって利益(為替差益)を得られるケースは、円の価値が下がる(対象通貨の価値が上がる)状態に限定されます。

例えば、1米ドル=100円で預け入れた1,000米ドルが、円高で1米ドルが90円になったとしましょう。その場合、10万円の元本に対して1万円の損失(1,000米ドル×90円=9万円)が発生します。

このように、外貨預金は為替レートの変動によって利益を出せることもあれば、損失が発生するケースも存在します。

また、外貨預金の場合、外貨建て預入時の元本が保証されていますが、円建ての元本は保証されません。外貨建てのままであれば、さきほどの例(10万円の元本に対して1万円の損失(1,000米ドル×90円=9万円)が発生する)でも、預入時の1,000米ドルのままであれば元本は変わりません。

このように、預金した通貨が円に対して価値を失う(=円の価値が上がる)場合、引き出すときの円ベースの金額は、預入時よりも少なくなる可能性があります。高い金利だけに注目するのではなく、外貨預金には為替の変動による元本割れリスクがあることを覚えておきましょう。

為替手数料がかかる

基本的に外貨預金では、日本円を外貨に両替する時(預入時)と、外貨を日本円に両替する時(引出時)のそれぞれに為替手数料が発生します。

■為替レートと為替手数料

(画像=NET MONEY編集部)

為替手数料は、金融機関や取引通貨などによって異なります。外貨預金はFX(外国為替証拠金取引)と比較されることがありますが、一般的には、FXの為替手数料にあたるスプレッドより、外貨預金の為替手数料のほうが高く設定されています。

■スプレッドとは

外貨預金とFXの両サービスを提供している「auじぶん銀行」を例に詳しく解説します。

auじぶん銀行の外貨普通預金の場合、米ドルに両替して預金するときの為替手数料は無料です。ただし、米ドルから円に両替して引き出す時には、1通貨単位あたり0.25円の為替手数料が発生します。

一方FXの場合、米ドルと日本円の通貨ペアを選択した場合のスプレッドは、0.02円です。外貨普通預金を引き出す時の為替手数料と比較すると、10分の1以下の手数料で済みます。

したがって、外貨預金で取引を頻繁に繰り返すことは、手数料の面からおすすめしません。短期的な為替レートの変動から利益を得たい場合は、手数料が安いFXのほうが有利です。

外貨預金における通貨の種類と特徴

ここではどの通貨を選べばよいかわからないという方に、外貨預金で主に利用されている通貨の特徴を解説します。

米ドル

米ドルは世界の基軸通貨という位置付けです。国際的な取引が米ドルをベースに行われていることから、安定性や流動性が比較的優れている通貨といえます。また、米ドル関連の情報収集もしやすいことから、初心者でも始めやすい通貨です。

2022年以降において米国の利上げのペースが続いていることも、現在米ドルが外貨預金の通貨先として注目されている理由の1つです。

ユーロ

欧州統一通貨であるユーロも、外貨預金の人気通貨の1つです。2024年2月時点において、20ヵ国で法定通貨として利用されています。米ドルに次ぐ取引規模を誇り、比較的値動きが安定している通貨です。

ユーロも米ドル同様に、2022年から欧州中央銀行(ECB)による利上げのペースが続いています。

英ポンド

英ポンドは、国際的な取引や金融市場での取引で、極めて重要な役割を持つ通貨です。ロンドンは、ニューヨークと並ぶ金融街としての地位を築いてきた歴史があります。そうした背景から、多くの投資家や経済関係者から根強い信頼を得ている点が英ポンドの特徴です。

米ドルやユーロに比べると投機対象になりやすいため、為替レートの変動リスクがあるものの、信頼性や安定性は高水準といえるでしょう。

英ポンドの場合は、2021年12月以降、イングランド銀行による利上げペースの影響を受けています。

豪ドル

オーストラリアは、鉄鉱石や石炭などの鉱物資源の主要輸出国です。そのため、豪ドルは国際的な資源市場の動きと密接に関連している通貨といえます。

オーストラリアにとって最大の輸出国である中国経済の影響を受けやすい点が、豪ドルの特徴です。中国の経済成長が著しい時期には豪ドルの価値も上昇するものの、逆のケースでは豪ドルの価値も下落する傾向にあります。

豪ドルは2022年から利上げペースの後、2023年7月に据え置きとなりましたが、11月には再び利上げを決定しました。今後の動向に注目が集まっている状況です。

NZドル

ニュージーランドは、乳製品を中心に、羊毛、肉などの農産物輸出国として有名です。そのため、農産物価格の変動がNZドルの為替価格に影響を及ぼします。

また、経済的結びつきが強いオーストラリアや中国の動向にも注意が必要です。

2021年10月にニュージーランド準備銀行が利上げを開始し、その後順調に上昇傾向であったNZドルは、2023年5月の利上げをもって金利据え置きが検討されています。

トルコリラ

高金利通貨として知られるトルコリラは、金利収入の面で魅力的な一方、トルコの不透明な政治や経済の影響を受けやすい通貨です。実際にそのリスクが顕在化したことで、通貨の価値が大きく変動したこともあります。

また、貿易赤字国であることから、海外資金の動きに影響を受ける通貨です。そのため、トルコリラを選択する際は、トルコ国内だけでなく、世界景気の動向や金融状況の注視が求められます。

南アフリカランド

南アフリカはプラチナや金の主要生産国であり、これらの鉱産資源の価格がランドの価値に大きな影響を及ぼしています。

ほかにも、貿易収支や失業率といった経済指標による変動を受けやすい点が、ランドの特徴です。高金利ゆえ人気の高い通貨ではあるものの、世界経済の悪化によってリスク回避の傾向が高まった場合、資金流出が発生して大きな下落を引き起こす可能性があります。

外貨預金におすすめの銀行の選び方

ここでは、外貨預金に適した銀行の選び方を解説します。

次のポイントに着目して、銀行を選びましょう。

外貨預金口座の種類と特徴

外貨預金口座には、円預金と同様に「普通預金」と「定期預金」があります。

どちらの口座形態を選ぶのかは、外貨預金の目的や利用資金によって変わります。すぐに引き出す必要のない資金を外貨預金に回す場合は、金利を重視して外貨定期預金口座を選ぶとよいでしょう。

外貨普通預金

外貨普通預金は、円の普通預金と同じように、いつでも資金の出し入れが可能な口座形態です。短期間の預け入れや急な引き出しに対応したい場合や、旅行で外貨を実際に使いたい場合など、柔軟な利用に適しています。

ただし、一般的に金利が低く設定されているため、金利収入の獲得を目的としている方や、長期運用による資産形成が目的の方には不向きです。

外貨定期預金

外貨定期預金は、預入期間中の資金の引き出しに制限があるものの、普通預金よりも高い金利が得られる点が特徴です。長期運用や金利収入を重視する場合は、外貨定期預金が適しています。

ただし、中途解約にともなうペナルティや為替変動リスクに注意が必要です。

金利

外貨預金の魅力といえば、日本円にはない金利の高さです。金利が高いほど得られる利息が増えるため、銀行選びの際は金利の比較が欠かせません。

通常の金利はもちろんのこと、キャンペーンなどで期間限定の高い金利が提供されていないかチェックすることも大切です。キャンペーン情報は銀行の公式サイトに掲載されています。気になる銀行があれば、参加できるキャンペーンがないか確認してみましょう。

為替手数料

外貨預金では金利の高さに加えて、為替手数料も重要なポイントです。多くの場合、円から外貨に預け入れる時と、外貨から円に払い戻す時に為替手数料が発生します。

為替手数料は銀行によって異なるため、できるだけ低い銀行を選ぶことが大切です。一般的に、ネット銀行のほうが為替手数料を低めに設定している傾向があります。

金利と同じく、キャンペーンによって為替手数料が引き下げられていることもあるため、欠かさずチェックしましょう。

外貨預金におすすめの銀行9選

ここからは、編集部が厳選した外貨預金におすすめの銀行を9つ紹介します。

大和ネクスト銀行

大和ネクスト銀行は、大和証券グループ傘下のインターネット専業銀行です。外貨預金では12種類の通貨が取引できます。比較的高い金利を提供していることが、おすすめポイントの1つです。千円から外貨積立(米ドルと豪ドル)をすることもできます。

「外貨スウィープサービス」では、大和証券口座内の外貨建て有価証券で得た利益や分配金を、手数料無料で大和ネクスト銀行の外貨普通預金に自動振替ができるため、効率よく資産運用が図れます。

また、海外に渡航する機会がある人におすすめなのが、「外貨宅配サービス」です。大和ネクスト銀行の外貨普通預金口座に入っている外貨を、現金にして自宅まで配送してくれます。

■取扱通貨

12通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ、カナダドル、香港ドル、シンガポールドル、中国元

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)
※ 為替手数料は最大

東京スター銀行

東京スター銀行は東京都港区に本店を置く第二地方銀行で、2001年に銀行業をスタートしています。外貨預金サービスの特徴は、普通預金と定期預金に加えて、「仕組み預金」を提供している点です。

仕組み預金とは、デリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ預金サービスのことです。顧客が預けたお金を銀行が運用することで、定期預金より高い金利の提供を図ります。一定のリスクがあるものの、外貨定期預金を超える金利を狙いたい人におすすめです。

また、東京スター銀行は、南アフリカランドの金利の高さや為替手数料の安さが魅力です。南アフリカランドで外貨預金を考えている場合は、東京スター銀行を検討してみるとよいでしょう。

■取扱通貨

5通貨

米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、南アフリカランド

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)
※ 為替手数料はインターネットバンキング利用時

ソニー銀行

ソニー銀行は、ソニーフィナンシャルグループの完全子会社で、2001年に設立したネット銀行です。外貨普通預金と外貨定期預金に加えて、500円からスタート可能な「積立購入」ができる点が特徴です。

また、通常は外貨購入時に為替手数料が発生するものの、口座開設日から翌々月の末日までであれば、為替手数料なしで外貨を購入できます。手数料を抑えながらソニー銀行を利用するためにも、欠かさず活用しておきたい特典です。

ほかにも、11通貨に対応しているデビットカード「Sony Bank WALLET」を使えば、外貨預金をそのまま現地ATMで引き出せます。海外渡航の利便性を高めてくれるため、頻繁に海外へ行く人はぜひ検討してみてください。

■取扱通貨

12通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、ブラジルレアル、人民元CNH、スウェーデンクローナ

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は円貨からの預入時(預入期間1ヶ月)

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行グループとGMOインターネットグループが共同設立したネット銀行です。外貨預金では、「普通預金」と「普通預金の積立購入」の2つのサービスを提供しています。

GMOあおぞらネット銀行のユニークなところは、未成年を対象とした外貨預金サービスを提供している点です。13歳以上18歳未満の人でも、親権者の同意があれば外貨預金が可能です。購入限度額が年間100万円と制限されていますが、成人を迎えると自動で通常の外貨預金サービスへと切り替わり、購入金額の制限も解除されます。

初心者向けの情報コンテンツを多数用意していることから、これから外貨預金を始めようとしている方におすすめの銀行といえるでしょう。

■取扱通貨

8通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、カナダドル、スイスフラン

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は取り扱いなし

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資して設立したネット銀行です。スマートフォンで銀行取引が完結できることを強みとしています。

auじぶん銀行の外貨預金は、サービスの豊富さが魅力です。外貨普通預金や外貨定期預金に加えて、以下のサービスが利用できます。

  • 外貨自動積立
  • AI外貨自動積立
  • AI外貨予測
  • 外貨受取サービス

預入時の為替手数料が無料な点も、初心者にとって嬉しいメリットといえます。また、外貨預金は、「じぶんプラス」というauじぶん銀行のサービスの対象です。預金残高や取引に応じて、Pontaポイントの倍率やATM出金手数料無料といった特典が受けられます。

外貨預金サービスの豊富さを重視する人や、Pontaポイントを貯めている人は、auじぶん銀行を検討してみるとよいでしょう。

■取扱通貨

8通貨

米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、ブラジルレアル、人民元、韓国ウォン

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

PayPay銀行

PayPay銀行は、日本初のネット専業銀行です。当初はジャパンネット銀行という社名でしたが、2021年に社名を変え「PayPay銀行」としてサービスを提供しています。

PayPay銀行の特徴は、外貨普通預金なら約100円、外貨定期預金なら約1,000円から預入可能な点です。外貨預金初心者にとって、少額から始められる点は大きなメリットといえるでしょう。

また、外貨積立預金では、300円から積立を始められます。積立日は「毎日」「毎週」「毎月」の3つから選べるため、自身の資産運用に適した積立設定が可能です。

■取扱通貨

9通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、カナダドル、スイスフラン、香港ドル

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

楽天銀行

楽天銀行は、楽天グループ株式会社の子会社です。350万以上の口座数があり、大手ネット銀行の1つとして知られています。

楽天銀行で外貨預金をするメリットは、楽天ポイントを外貨預金として預け入れられる点です。50ポイント(50円)から利用できるため、普段から楽天ポイントを貯めている人にとって利用価値の高いサービスといえます。

また、外貨定期預金では、短期間の預け入れにも対応しています。7日や14日といった短い期間での定期預金が可能なため、「短い期間でも金利条件の良い方法で預金がしたい」という人におすすめです。

■取扱通貨

7通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、人民元

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、2007年からサービス提供を開始したネット銀行です。外貨預金サービスとして提供している商品は、以下の4つです。

  • 外貨普通預金
  • 外貨定期預金
  • 外貨積立
  • 外貨仕組預金

全体的に金利が高いことに加えて、為替手数料も低めに設定されているため、初心者でも始めやすいネット銀行です。

また、アプリで通知設定をONにしておけば、為替レートが急変動したときに通知が来ます。預け入れのタイミングを逃したくない人や、為替レートを効率よくチェックしたい人には、住信SBIネット銀行がおすすめです。

■取扱通貨

9通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、カナダドル、スイスフラン、香港ドル

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

SBI新生銀行

SBI新生銀行は、ノンバンクと銀行の両方の機能を有した銀行です。外貨預金の取扱通貨が13種類もある点が特徴で、シンガポールドルやブラジルレアルといった少しマイナーな通貨も取引できます。

外貨商品のバリエーションも、他社にはない魅力です。短期、中長期それぞれに適した外貨預金プランを用意しているため、自身の運用スタイルに合ったプランが見つかりやすくなっています。

また、公式サイト上で損益シミュレーションが可能なので、外貨預金を始める前に利用しておくと、受取利息や満期時の金額が事前にチェック可能です。

■取扱通貨

13通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アフリカランド、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル、ノルウェークローネ、人民元、ブラジルレアル

■金利と為替手数料

※ 2024年2月14日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 金利と為替手数料はスタンダードステージ時
※ 定期預金金利は、スタンダードステージの円貨からの預入時(預入期間1年)

外貨預金の始め方

ここでは、大和ネクスト銀行を例に、外貨預金の口座開設から預金の開始方法までを解説します。外貨預金の始め方はシンプルなので、これを機に手続きを覚えていきましょう。

大和ネクスト銀行口座と大和証券口座の開設

大和証券グループ傘下のインターネット専業銀行である大和ネクスト銀行は、大和証券と連携した各種サービスが用意されている点が特徴です。そのため、大和証券の口座を持っていない場合は、大和証券の口座も同時に開設されます。

口座開設時に、チェックボックスにチェックを入れるだけで、大和証券口座も外貨預金口座も同時に開設することができます。

インターネットからの手続きが不安な方は、大和証券の店舗窓口で申込めば即日開設が可能です。インターネットから申し込む場合は、スマートフォンアプリを使ってマイナンバーを登録すれば、開設手続きが当日~1日程度で手続きが完了します。

インターネット経由での申込方法は、以下のとおりです。

(1)インターネットからの申込み:本人情報の入力、本人確認書類のアップロード
(2)口座開設完了の案内:大和証券から口座開設のお知らせ郵送
(3)スマートフォンアプリ上でマイナンバーの登録
(4)取引開始

■取引方法


引用:大和証券| 口座開設ページへ

外貨普通預金の取引方法

大和ネクスト銀行には、大和ネクスト銀行と大和証券の口座間における振替えが手数料無料で行える「スウィープサービス」が用意されています。

スウィープサービスを通じた外貨預金の取引方法は、以下のとおりです。

■取引方法のイメージ

引用:大和ネクスト銀行 | 外貨普通預金

実際の操作画面では、大和ネクスト銀行の取引サイトから外国為替取引の「買付」ボタンを押すことで、簡単に外貨預金が申し込めます。

■外貨預金の申込み操作画面

外貨定期預金の取引方法

外貨定期預金の申込みも簡単です。大和ネクスト銀行の取引サイトの「外貨預金」メニューから、「円普通預金からのお預入れ」または「外貨普通預金からのお預入れ」を選び、画面に従って申込内容を入力すれば取引できます。

■PCでの外貨定期預金の申込み


引用:大和ネクスト銀行 | 外貨定期預金をはじめる

外貨預金に関するよくある質問

ここからは、外貨預金に関するよくある質問へ回答していきます。

外貨預金する通貨は1つだけでもいい?
投資する通貨を1つにするか複数選択するのかは、リスク許容度や投資目的、投資金額によって異なります。1つの通貨に絞って投資する場合、管理しやすいメリットがある一方で、リスク回避の難しい点がデメリットです。

一般的に、多額の資産を外貨預金に投じる場合は、運用する通貨を分散させたほうが望ましいと言われています。特に、高い金利が魅力とされる新興国通貨は、取引量が少なく(流動性が低い)、為替変動リスクも高いため、米ドルやユーロなどの先進国通貨を混ぜながらの運用がおすすめです。
外貨預金のおすすめのタイミングは?
為替相場はさまざまな要因が複雑に絡み合っていることから、外貨を買い付けるベストのタイミングを見極めることは、資産運用の初心者には困難です。

リスクを抑えた投資を試みる場合には、一括預金ではなく、定期的に買い付けを行う「ドル・コスト平均法」に基づいた積立運用を検討しましょう。定額購入法ともいわれるドル・コスト平均法であれば、外貨の購入時期を分散できるため、為替レートの変動リスクを抑えながら外貨預金ができます。

どのタイミングで外貨を購入すればよいのか不安な人や、長期的な資産形成を計画している人は、外貨積立サービスを提供している銀行を活用してみるとよいでしょう。
外貨預金は銀行が破綻しても保護される?
日本では、銀行が破綻した場合でも預金者の資産が一定額まで保護される「預金保険制度」があります。この制度に基づいて、貯金目的で個人が利用する口座については、金融機関ごとに元本1,000万円(上限)と破綻日までの利息等が保護されます。

ただし、外貨預金はこの保護の対象外です。そのため、銀行が破綻した場合は預金が戻ってこないリスクも考えられます。外貨預金をする場合は、銀行の健全性や取引条件などを事前にチェックしておきましょう。
外貨預金の税金はどうなる?
外貨預金の税金は、利息部分と為替差益部分で取り扱いが異なります。

利息部分は、円預金と同様に源泉分離課税が適用されるため、受け取った利息額の20.315%が源泉徴収されます。

一方、為替差益は雑所得として総合課税の対象です。総合課税には他に、配当所得や不動産所得などが含まれますが、それらの所得を合算した総所得金額から所得控除を行い、その残額(課税所得金額)に対して税率をかけて税額が算出される仕組みです。

その他の個別具体的な事案については、税理士等に直接相談することをおすすめします。
外貨預金はどの国の通貨から始めるのがおすすめ?
米ドルやユーロなどの主要通貨から始めるのがおすすめです。主要通貨であれば、情報収集がしやすく、市場の動きも追いやすいからです。

外貨預金で最も警戒すべきことは、急激な為替レートの変動です。そして、その多くは発行国の政治や経済の影響を受けて生じます。言い換えると、政治や経済が安定している国が発行国であれば、通貨の価値が急激に変動するリスクも抑えられるということです。

外貨預金の始め方や仕組みに慣れるまでは、米ドルやユーロといった主要通貨で運用することをおすすめします。
外貨預金とFXとの違いは?
外貨預金とFXは、外国通貨を扱う点では同じです。ただし、その実態と目的には大きな違いがあります。

外貨預金の場合、自国通貨(円)の価値の下落に対する資産の保全と運用を目的としているため、円安には対応できるものの、円高には対応できません。一方、為替変動による利益獲得を主な目的とするFXでは、円高においても利益を獲得するチャンスがあります。

さらに、レバレッジの有無も大きな違いです。外貨預金は預け入れた金額がそのまま資産運用額となるため、レバレッジは実質1倍です。そのため、預けた金額以上の損失を出すこともありません。
一方FXの場合、口座に預け入れた資金を担保として、預けた資金の最大25倍の取引ができます。少額の資金でも大きな資金を運用できる点がFXの魅力といえますが、レバレッジをかけすぎると損失が発生した時の影響も大きくなります。
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