ゼリ・ジャパン 大阪・関西万博において海をテーマにしたパビリオン「BLUE OCEAN DOME」の概要を発表
2023年8月25日
特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン
四方を海で囲まれた「海の万博」において「海をテーマにしたパビリオン」
紙・竹・炭素繊維などの素材で”廃棄物ゼロ建築”へ 海洋プラスチック汚染防止と海洋資源の持続的活用の実現に向け 「サステナブルな海」を啓発 ゼリ・ジャパン 大阪・関西万博パビリオン 「BLUE OCEAN DOME」の概要を発表
特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン(事務局:東京都品川区東品川1-25-8、理事長:更家悠介、サラヤ株式会社代表取締役社長)、は2025年の日本国際博覧会(以後、大阪・関西万博)へ出展するパビリオンの概要を発表いたしました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202308258501-O6-RvLE8sOd】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202308258501-O9-PFam6r5S】
ゼリ・ジャパンでは、2019年のG20大阪サミットで発表された、海洋プラスチックごみによる追加的な汚染を2050年までにゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現に向けて、海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護をテーマに、来館者が楽しみながら環境保護の考え方を学べるパビリオンを出展いたします。なお、四方を海で囲まれた「海の万博」において、「海をテーマにしたパビリオン」となります。
今回の「海の蘇生」をテーマとした本パビリオンでは、「次世代を担う子供」「グローバルコモンズを共有する全人類」「海の課題解決に取り組むイノベーター」をターゲットにし、建築ではインテリジェントマテリアルへの意識改革、展示では来館者の環境モラルの覚醒、催事では海の持続的活用に関する叡智の提起を行うことで、日本国内における環境活動の実践と企業に対する環境保全活動の啓発を通じて循環型産業システムの構築を目指していきます。
また、本パビリオンは、環境に配慮した日本の竹、炭素繊維強化プラスチック、紙管を使用し、骨組みを作成、また、移設・再利用を視野に入れ設計することで、廃棄物を徹底的に削減したパビリオンを目指します。
ゼリ・ジャパンは、「海の持続的活用」の保全と啓発促進、「ブルーオーシャン宣言」実現に向けた取り組みの実践のため、パビリオン出展の準備を進めてまいります。
登壇者ご挨拶
ゼリ・ジャパン理事長 更家 悠介
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202308258501-O4-W9zYsC9H】
ゼリ・ジャパンのZERIとはZero Emissions Research and Initiativeの略で、これを自然に倣って「廃棄物ゼロの社会を作ろう」という理念で、2001年にできたNPOです。最近ではブルーオーシャンプログラムを始めています。これまでゼリ・ジャパンでは、2021年のドバイ万博にて2025年大阪・関西万博の告知キャンペーンを実施するなど活動をしてまいりました。2025年大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ですが、いのち輝く未来社会は地球の7割を占める海がいのち輝いていて、持続可能でなければなりません。海洋プラスチック問題、漁獲量の問題、珊瑚の問題など、これらの海洋問題について「万博を契機に考えよう」ということで、ゼリ・ジャパンは2025年大阪・関西万博で「ブルーオーシャンドーム」というパビリオンを建設します。総合プロデューサーに日本デザインセンターの原研哉さん、建築プロデューサーに坂茂建築設計の坂茂さんに引き受けていただき、紙や竹、炭素繊維などを使い、3つのドームから形成されるパビリオンを計画中です。私が特にお伝えしたいのがドームCについてです。さまざまな企業と団体に活用していただき、ドームCをコミュニケーションポイントとして、叡智を集めながら、情報を発信し、ビジネスや具体的な行動に繋げていきたいと考えています。日本はプラスチック汚染と海の持続的な活用、漁業、観光、船、いろんな切り口から海のストーリーを作っていくべきであり、万博を機にみなさんと海洋問題の改善を、推進していければと考えています。
パビリオンコンセプト
展示コンセプト:「水の惑星」のリアリティ
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107837/202308258501/_prw_OT1fl_UI7jT8nL.png】
パビリオン建築の特徴
①カーボンファイバーによる建築構造
飛行機や車のボディなどで利用されているカーボンファイバー(CFRP)を建築の主構造として採用します。CFRP は鉄と同程度の強度を持ちますが、その比重は1/5ほどです。CFRP のグリッドシェル構造により軽量かつ大規模な空間を実現、建築の重量を抑えることで杭を打設しないで施工することができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202308258501-O10-02Km0mJg】
②廃棄物を徹底的に削減した仮設建築の実現
会期を限定した仮設建築が求められる万博において、コンクリートなどリサイクルできない材料は利用せず、基礎に仮設用の鉄骨を採用するなど、産業廃棄物の発生を徹底的に削減します。解体が容易な施工方法とすることで万博終了後には、本パビリオンそのものを移築・再利用ができるように設計します。
BOI (ブルーオーシャン・イニシアチブ)について
一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブは2022年12月に発足した、企業連合によるブルーアクション・プラットフォームです。「海」に関わるあらゆるステークホルダーの多面的交流と事業共創を通じ、持続性・実効性ある「海の保全と繁栄」を両立した社会課題解決を目指します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202308258501-O2-KaL2Iim6】
BOI:活動テーマ
緊急性問われる3つの分野(海洋プラスチック削減・海洋資源保全と海業活性化・海洋と気候変動対応)を中心に、「海の万博」といわれる2025大阪・関西万博をマイルストーンとしつつ、2030年SDGsゴールをターゲットに活動を推進してまいります。
BOIの活動サイクル
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202308258501-O3-5ZdFT7CY】
「ブルーオーシャン・リーダーズ」
世界最大級のイノベーション施設であるCIC TOKYOを主な拠点として、企業の新事業開発セクション、スタートアップ、投資家や財団、研究者、NGO・NPO、行政のリーダーなどが一同に集い、海洋課題解決に向けた創発的な交流や共同研究、イベントの開催、産官学民のネットワーキング、新規プロジェクトの組成を行う日本発の事業共創コミュニティです。
「ブルーイノベーション・プログラム」
世界屈指のネットワークを持つスタートアップ・アクセラレーターであるPlug&Play社と連携し、海洋課題解決にアイデアやソリューションを持つ世界中のスタートアップと、既存企業や自治体とのマッチングを行い、社会課題解決に向けた新たなアプローチ、ソリューション、ビジネスモデルを開発します。
「ブルーアイランド・プログラム」
海洋課題の最前線であり、複合的かつ多様な現代社会課題を有する島嶼エリアをフィールドとして、事業共創を通じて開発されたソリューションや新事業等の実証実験(PoC)を行うとともに、次世代の若者リーダーを集めた未来会議の開催や、社会課題解決イノベーション人材育成の教育プログラム(仮称:ブルー・カレッジ)を開催し、海と共生するサステナブルな未来社会のモデル構築を目指します。
「万博パビリオン連携プログラム」
2025大阪・関西万博においてNPO法人ゼリ・ジャパンが出展する企業パビリオン「Blue Ocean Dome」や、会期中に開催予定の国際海洋会議(仮)の場を活用し、BOIが主導するブルーアクションの展示発信、各種海洋イベント開催、世界中の人々との交流を通じ、来場者や世界に向けて、海洋保全と繁栄に向けた意識変容・行動変容を促進します。
一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ ホームページ
https://blueocean-initiative.or.jp/
一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ コンセプトムービー
https://www.youtube.com/watch?v=YJ6vVt3t2R4
大阪・関西万博について
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、人類共通の課題解決(SDGsの達成)と、日本の国家戦略である「Society5.0の実現」に向けた国家プロジェクトとして開催されます。
名 称:2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)EXPO 2025 OSAKA, KANSAI, JAPAN
開催期間:2025年4月13日から2025年10月13日まで
開催地:夢洲(大阪府大阪市)
テーマ:いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)
サブテーマ:Saving Lives(いのちを救う)、Empowering Lives(いのちに力を与える)、Connecting Lives(いのちをつなぐ)
想定入場者数:約2,820万人
ゼリ・ジャパンについて
ゼリ ・ジャパンは、資源とエネルギーを循環再利用し、廃棄物を0に近づける「ゼロ・エミッション構想」(ZERI:Zero Emissions Research and Initiative)を出発点として、日本における環境教育の啓発と実践、産業クラスター(連環)の構築、会員企業への情報提供や技術指導などを行い、循環型社会を実現するために2001年に設立されたNPO法人です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202308258501-O1-dRX3z1Q7】
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