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Digital Innovation City協議会が作り出す新たな臨海副都心の価値提供とは


 
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Digital Innovation City協議会が作り出す新たな臨海副都心の価値提供とは

 「Digital Innovation City」(DIC)協議会は、臨海副都心に関わる団体等が連携し、臨海副都心における「デジタルテクノロジーの実装」及び「スタートアップの集積」を推進するDigital Innovation City の実現に向けて協議することを目的としています。
 DICの実現に向けては、令和3年3月に、臨海副都心のエリアマネジメント、研究機関、地元企業と8者でDIC協議会を設立し、検討を開始しました。
 そして、今回は、臨海副都心の「スマート東京」に向けたまちづくりを所管し、協議会構成員でもある東京都 港湾局 小原臨海副都心開発調整担当部長にインタビューをしました。

▼目次
「先端技術のショーケース」としての臨海副都心=Digital Innovation City
臨海副都心で、新たな体験価値を創出
DIC協議会で実証し、まちに先端技術を導入へ
スタートアップの発想で臨海副都心の新しい魅力づくり

「先端技術のショーケース」としての臨海副都心=Digital Innovation City
Q:なぜ今、臨海副都心で「デジタルテクノロジーの実装」及び「スタートアップの集積」を推進するのでしょうか?
 臨海副都心は、開発から30年以上が経過。東京2020大会のレガシーを発展させ、「『未来の東京』戦略」にある持続可能な都市を創るため、臨海部のポテンシャルを活かした最先端のまちづくりを進めていく必要があるからです。
 臨海副都心のまち全体を「先端技術のショーケース」とする環境を整備し、スタートアップが先端技術の実証を行います。実証と実装を循環するまちの仕組みをつくり、スタートアップの新しい発想で新たなまちの魅力を創出したいと思います。



Q:協議会ではどのような検討を行っていますか?
 臨海副都心のまちや企業の課題、まちが目指す姿などの議論を進めています。
 まちの課題に対し、スタートアップ等が持つデジタルなどの先端技術での解決に向けて、「ライブ・エンタメ」「モビリティ・物流」をはじめ、「防災・防犯」「環境(サスティナビリティ)」の4つのプロジェクトチーム(PT)と「データプラットフォーム構築検討会」を中心に、具体的なイベントや実証実験の検討と、実施後の検証を進めていきます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202201206344-O3-fz1AL72M

臨海副都心で、新たな体験価値を創出
Q:今回のイベント・実証実験の目的や期待することについて教えてください。
 臨海副都心で実施するイベントや施設と連携し、「現地でのイベントの体験価値向上」と、「バーチャル空間での遠隔視聴を通じた来訪意欲向上」に向けて、先端技術を使った、臨海副都心でのイベント等の新たな体験価値創出に繋げる第一歩としたいと思います。
 臨海副都心で実際に実施するイベントや、施設との連携により実証実験を行うことで、まちでの実装に向けた検証等も進めていきたいと思います。



Q:臨海副都心のまちのポテンシャルについて教えてください。
 臨海副都心では、都有地や、シンボルプロムナードなどの海上公園を活用して、これまでも様々なイベントを開催しています。
 「ライブ・エンタメ」分野は、このまちの強みであり、この強みと先端技術を掛け合わせることで、新たなまちの魅力やコンテンツを作っていき、誘客に繋げていきたいと思います。



DIC協議会で実証し、まちに先端技術を導入へ
Q:実証結果を踏まえた今後の可能性について教えてください。
 臨海副都心に来ると新しい体験ができる、またはイベントの遠隔視聴を通じて、実際に臨海副都心に行ってみたい、といったことについて、デジタル等を活用した「新たな仕掛け(魅力)」を作るきっかけ、となることを期待しています。
 実証実験には、DIC協議会やまちづくり協議会の会員にも参加してもらい、実際にまちや企業等が、その技術をどう活用できるのか、導入する場合の課題等について検証します。
 こうした実証実験は一度やって終わりではなく、継続して検証することも必要であり、次年度以降もPTが中心となり、継続して検討したいと思います。
 今回の実証実験以外にも、ビッグデータを収集し、今までになかった関係性を見出し価値創造にもつなげていきたいと思います。技術としては、XRに着目していて、独自のアングルで映像を楽しめ臨海副都心ならではの映像視聴体験が実現できることも着目しています。そして、ゆくゆくは、リアルとバーチャルが連動するまさにデジタルツインを実現する実証ができることを期待しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202201206344-O4-xkcMg0v7
令和3年度Digital Innovation Cityイベント・実証実験事業

スタートアップの発想で臨海副都心の新しい魅力づくり
Q:スタートアップにとってのメリットについて教えてください。
 臨海副都心は、表玄関として古くから開発が行われ、世界に開かれた場であり、まちの特色としては、産学官民の均衡がとれ、災害にも強いインフラを備えています。
 また、まちの大きさに比して住民が少なく、イベントや実証のPDCAを回すハードルが低い点も一つのメリットです。まち自体に、先端技術が受け入れられるという下地ができつつあり、自由に新たな価値を創って提案する余白がある環境です。実証が進んでいる最中に実装するいい循環も回していくことのできる環境にしていきたいと思っています。
 将来的には、「ライブ・エンタメ」分野や、臨海副都心でしか取れないビッグデータというものがまちの強みになるかもしれません。そのデータが一助となり、スタートアップとコラボレーションをし、よりよい価値につながっていくこともひとつ期待をしたいです。
 特定の技術や特定の分野の企業だけでなく、いろいろな強みを持つスタートアップが多く集まり、全体としてよりよい新たな価値が生み出すことができればと思います。各スタートアップ企業等の新しい発想を掛け合わせ、相乗効果を生み出し、よりよい循環を回していければと思っています。ぜひ、スタートアップの皆さんと、臨海副都心の新しい魅力を作っていきたいと思います。

 

【 Digital Innovation City HP・SNSアカウント】
HP:https://tokyo-dic.jp/
Facebook :https://www.facebook.com/tokyodic/
note:https://note.com/dic1

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