世界有数・国内唯一の舞台芸術プラットフォーム、TPAM2018開催概要決定!
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 事務局(PARC - 国際舞台芸術交流センター)
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2018(TPAM2018)開催概要決定!
TPAM(ティーパム) - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜は、アジアと世界の舞台芸術の最新動向を伝える公演プログラム、国内外の重要フェスティバル・劇場・芸術文化団体から数百名の舞台芸術関係者が集まる交流プログラム、日本の新人アーティストにとって観客開拓・海外公演のチャンスとなる公募プログラムから成る、世界有数・国内唯一の国際的舞台芸術プラットフォームです。
近年はアジア・フォーカスを強化し、アジアとの国際共同製作にも参画。前回(2017年2月)のTPAMには、41ヵ国・地域から423名、日本から529名の舞台芸術のプロフェッショナルが参加しました。その一人一人が数百、数千、数万の未来の観客につながっています。また、ほとんどのプログラムは一般のお客様も観賞・参加可能です(前回の述べ入場者数2万人以上)。
公演プログラム「TPAMディレクション」
多様なバックグラウンドのディレクターと協力して作られる公演プログラム「TPAMディレクション」には、プロフェッショナルのための国際プラットフォームならではのスピード感で、アジアと世界の舞台芸術シーンの最新動向を反映する作品やプロジェクトが並びます。昨年は、タイの映画作家/美術家アピチャッポン・ウィーラセタクン初の舞台作品『フィーバー・ルーム』が、一般のお客様の間でも大きな話題となりました。
アジアや欧州の新しい劇場やフェスティバルにおいて、異分野のアーティストへの舞台芸術作品委嘱が増加しています。今年のプログラムでは、サウンドアーティストとして国際的に注目を集めるサムソン・ヤン(楊嘉輝、香港)による「非殺傷音響兵器」を用いたパフォーマンス『カノン』、今年「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」展で高く評価された映画作家ホー・ツーニェン(何子彦、シンガポール)の映像インスタレーション『2匹または3匹のトラ』に東南アジアの影絵人形劇の要素が導入された最終形『一頭あるいは数頭のトラ』、音楽・美術・パフォーマンスを横断する活動を展開する梅田哲也(日本)が劇場スタッフと共に劇場の機構そのものを「上演/演奏」するコンサート/パフォーマンス『インターンシップ』、その他ヴィジュアルアーティスト、作家、DJ、バンド、リサーチャーなどの異分野の才能による舞台芸術へのコンセプチュアルな、ユーモラスな、あるいは深遠な取り組みを中心にご紹介します。舞台芸術と社会が結びつつある新たな関係を指し示す潮流を反映したラインナップをお見逃しなく!
TPAMディレクション 演目一覧
1『カノン』サムソン・ヤン[香港]
国際的な注目を集めているサウンドアーティストによる、非殺傷兵器「LRAD(長距離音響発生装置)」を用いた長時間パフォーマンス。
2『群衆の音像(仮)』コンタクト・ゴンゾ featuring スカイチャーチ[日本/フィリピン]
殴り合いをコンタクト・インプロヴィゼーションに昇華した大阪のグループとマニラのメタルコアバンドのコラボレーション。
3『プログラミングのポリティクス:プラットフォーム、プレッシャー、パティシペーション』[マレーシア、インド、ドイツ、タイ、スペイン]*対談
フェスティバルディレクター、アーティスト、社会活動家などのゲストスピーカー6名が副題の3つの「P」を語る連続対談。
4『一頭あるいは数頭のトラ』ホー・ツーニェン[シンガポール]
映像と人形劇が、物語と歴史が、一過性と客観性が、人間とトラが、植民者と被植民者が遭遇する、自動化された影絵劇。
5『パサ・パサ』ライトニング・スタディーズ:圧迫・抗争・汚染翻訳センター(CTCCCs)[フィリピン]*展示、対談
合衆国によるフィリピンの再植民地化に伴う疫学的リサーチの記録をチャートに「翻訳」した展示。ホー・ツーニェンとの連続対談あり。
6『インターンシップ』梅田哲也[日本]
梅田がKAAT神奈川芸術劇場の技術スタッフとともに劇場の機構そのものを「上演/演奏」するコンサート/パフォーマンス。
7『ホセ・マセダについて』恩田晃 + 高橋悠治[米国/日本]*対談
TPAM2019のプログラムに向けた恩田のリサーチの中間報告を兼ね、フィリピン現代音楽における異色の巨人の業績を自由に語る対談。
8『存在の耐えられない暗黒』チョイ・カファイ[シンガポール/ドイツ]*ワーク・イン・プログレス
ヴィジュアルアーツとテクノロジーを駆使し、暗黒舞踏と土方巽の魂に非正統的なアプローチで迫るプロジェクト。
9『BankART Studio NYK kawamata Hall』ク・ジャヘ[韓国]
演技、照明、音響、映像、制作を全て一人で舞台上で行なう完全一人芝居。上演会場の名称がタイトルになる。
10『急な坂ショーケース』オフィスマウンテン、福留麻里、橋本清、他後日発表[日本]
アーティスト、作品の「紹介」の仕方そのものを問い直す、新しい形のショーケース。
11『ソウルネスレス』テーリ・テムリッツ[日本]
「非本質主義的トランスジェンダリズム」を標榜するDJの思考が合衆国、フィリピン、日本を横断して展開する上映=パフォーマンス。
12『1565年から幸福を輸出し続けて:世界征服プロジェクト』ジェシカ・ザフラ + ラヤ・マーティン[フィリピン]
フィリピン人外国労働者のイメージを刷新する、ユーモラスでコンセプチュアルなレクチャー・パフォーマンスとパーティー。
13『変則のファンタジー_日本版』サイレン・チョン・ウニョン[韓国]
女性のみの出演による韓国の大衆演劇様式「ヨソン・グック」を軸にジェンダーと存在をめぐる問いが交錯するパフォーマンス。
14『アジアン・アーティスト・インタビュー』[カンボジア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、日本]*展示
2015年から展開。東南アジア6ヵ国9都市のアーティスト17組に加え、アジアとの演劇交流の先駆者・津野海太郎氏との対話の記録を展示。
TPAMディレクション ディレクター
ジューン・タン(ファイブ・アーツ・センター プロデューサー)[マレーシア]
マックス=フィリップ・アッシェンブレンナー(舞台芸術プレゼンター)[ドイツ]
恩田晃(サウンドアーティスト/キュレーター)[米国]
コ・ジュヨン(舞台芸術プロデューサー)[韓国]
加藤弓奈(急な坂スタジオ ディレクター)[日本]
各公演詳細については、ウェブサイトをご参照ください。
交流プログラム「TPAMエクスチェンジ」
作品のプロモーション、情報交流、ネットワーキングの機会としてプロフェッショナルに活用されているプログラム「TPAMエクスチェンジ」。職業的な目的に特化した一部のミーティング以外は、一般のお客様にもご参加いただけます。2年連続での参加となるアジアン・ドラマトゥルク・ネットワークによる「ドラマトゥルギーと政治的なるもの」と題してのミーティング、舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)による公開シンポジウム、地域と共に活動する芸術文化の発展と成長をサポートするヨコハマアートサイト「アートサイトラウンジ」、TPAMディレクションのディレクターからの共同製作の提案、世界各地のフェスティバルとの協働に向けた大学研究者の取り組みの紹介、アジアにおけるダンスハウス・ネットワークの立ち上げに関するシンポジウム、平田オリザ『光速・日本近代演劇史』など、多彩なプレゼンテーションやセミナーを予定しています。最新情報はウェブサイトでご確認、あるいはお問い合わせください。
公募プログラム「TPAMフリンジ」
ジャンル不問の公募プログラム「TPAMフリンジ」では、TPAM会期中に横浜・東京エリアで実施される公演やプロジェクトをTPAM参加者と一般のお客様にご紹介。登録される公演の数と多様性は年々広がりを見せています。登録するアーティスト/カンパニー/オーガナイザーにとっては海外公演の機会や新しい観客層を開拓するチャンスとして、TPAMに参加するプロフェッショナルや一般のお客様にとっては新しい才能や作品を発見するチャンスとして活用されているプログラムです。
参加アーティスト/カンパニー/プロジェクト(2017年11月29日現在)
プロジェクト大山|MOKK|Super Theater 小池博史ブリッジプロジェクト|康本雅子|GRINDERE-MAN|mimimal|人形劇団望ノ社|福留麻里/村社祐太朗|Q|高山玲子|Whales + けのび|前後(高嶋晋一 + No Collective + 神村恵)|M.M.S.T|ゲッコーパレード|フルタ丸|日本美術サウンドアーカイヴ|横浜ダンスコレクション 2018[日本/フランス/韓国/ブラジル]|シルクロード能楽会|劇団TremendousCircus|le 9 juin|日置あつし/プロダクション航路延長|藤原ちから(BricolaQ)|大城真/川口貴大|Doukyusei.|鮭スペアレ|StageNoMore[中国]|冨士山アネット|Hugh Cho / Kenneth Sze / TS Studio[香港]|ASUNA(アスナ)|In search for new theatre language - Throughout the 20 years of Grzegorz Jarzyna’s TR Warszawa Theatre to its latest - The World Premiere of “G.E.N. VR”[ポーランド]|世田谷シルク|Daniel Belton and Good Company Arts[ニュージーランド]|オフィスマウンテン|福留麻里|橋本清|浦裕幸 + 金沢健一 + 井上郷子、Suidobashi Chamber Ensemble|インテグレイテッド・ダンスカンパニー響-Kyo|アンチボディズ コレクティブ|梅田宏明 × 東京藝術大学|芝居企画花鳥風月|N₂|革命アイドル暴走ちゃん|篠田千明|Gwen Rakotovao + Rafael Alvarez / BODYBUILDERS[フランス/ポルトガル]|ふたりっこプロデュース|平原慎太郎/OrganWorks|Co. 山田うん|カワサキアリス|MIRA|譜面絵画|Water Singers &Rolling Puppets Alternative Theatre[マカオ]|東京タンバリン|村山公一/パッチワークス|岡田智代|国際ダンス交流プロジェクト〈Odori-Dawns-Dance〉|うんなま|スタジオアーキタンツ|ムイボ|シガール姉妹|Mr’Scot|他(一部調整中。最新情報はウェブサイトでご確認、あるいはお問い合わせください)
参加方法
プロフェッショナル(舞台芸術関係者)
参加登録料 5,000円、2018年2月5日(月)18:00締切
登録 → www.tpam.or.jp/2018/registration/
TPAMディレクション
プロフェッショナルレートで各演目/定額4,000円で全演目をオンライン予約可能
TPAMエクスチェンジ
無料(グループ・ミーティングにホスト登録する場合は別途登録料 4,000〜17,000円)
TPAMフリンジ
割引などの特典つきでオンライン予約可能
オーディエンス(一般のお客様)
TPAMディレクション
チケットかながわ(KAAT神奈川芸術劇場での上演作品のみ)、Peatixにて2018年1月13日(土)チケット発売
TPAMエクスチェンジ
無料〜当日500円(一部のプログラムはご参加いただけません)
TPAMフリンジ
チケット価格とお取り扱い先は公演ごとに異なります
開催概要
名称:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2018(TPAM2018/TPAM in Yokohama 2018)
会期:2018年2月10日(土)〜18日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場、BankART Studio NYK、横浜赤レンガ倉庫1号館、YCC ヨコハマ創造都市センター、Bayani’s Kitchen、急な坂スタジオ、Amazon Clubほか横浜・東京の複数会場
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2018 実行委員会(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC - 国際舞台芸術交流センター)
助成:公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー、損保ジャパン日本興亜「SOMPO アート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)
協賛:株式会社 資生堂
後援:外務省、文化庁、神奈川県、横浜市
提携事業:横浜ダンスコレクション 2018、アジアン・ドラマトゥルク・ネットワーク・サテライトシンポジウム 2018、舞台芸術制作者オープンネットワーク、ヨコハマアートサイト「アートサイトラウンジ vol.17」
広報協力:ダンス プレス トウキョウ
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