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平成28年度「文化庁文化交流使」を指名しました


2016年4月18日



文化庁



平成28年度の「文化庁文化交流使」を指名



文化庁では、平成15年度より、芸術家、文化人など、文化に携わる方々を一定期間「文化庁文化交流使」に指名し、諸外国へ派遣する、文化庁文化交流使事業を実施しています。



派遣された文化交流使は、それぞれの専門分野における実演、実技指導、講義、共同制作など、世界の人々の日本文化への理解の深化や、諸外国の芸術家・文化人などとのネットワークの形成・強化につながる活動を行います。



これまでに、伝統音楽や舞台芸術、生活文化やポップカルチャーといった多様な分野で活躍する芸術家、文化人など延べ127名、26組の文化交流使が、世界79か国で活動を行いました。



このたび、平成28年度の文化庁文化交流使として以下の6名を指名しましたので、お知らせします。



■佐藤 可士和(さとう・かしわ)(クリエイティブディレクター、株式会社サムライ代表取締役)

・活動国:フランス、アメリカなど

・活動期間:約1か月(平成29年3月~4月)

・活動内容:欧米において、様々なビジュアルコミュニケーションの実例に関するレクチャーや現地デザイン関係者との情報交換を行い、日本文化に根ざす今日の日本のクリエイティブデザインへの理解促進と今後の交流の活発化を目指す。



■佐野 文彦(さの・ふみひこ)(建築家、美術家)

・活動国:フランス、メキシコ、ミャンマーなど

・活動期間:約8か月(平成28年8月~平成29年3月)

・活動内容:アジア、欧州、南米などにおいて、伝統的な「数寄屋造り」の技法をベースに、各地で現地の素材やアーティストとのコラボレーションを通じて建築物や美術作品を制作する。



■土佐 尚子(とさ・なおこ)(アーティスト、京都大学教授)

・活動国:アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、イギリス、フィリピン

・活動期間:約7か月(平成28年9月~平成29年3月)

・活動内容:伝統文化と先端技術を融合したメディアアートを通じて、技術に触れながら日本の伝統文化について深く考える機会を提供するため、レクチャーやワークショップを行う。また、積極的に各国のアーティスト・文化人との意見交換を行い、その成果を、シンポジウムなどを通じて広く発信する。



■藤間 蘭黄(ふじま・らんこう)(日本舞踊家)

・活動国:フランス、イギリス、ドイツ

・活動期間:約4か月(平成29年3月~7月)

・活動内容:欧州において、日本舞踊の紹介と実演及びワークショップ(定期的な教室の開催)、現地のアーティストとの共同制作を行う。



■柳家 さん喬(やなぎや・さんきょう)(落語家)

・活動国:アメリカ

・活動期間:約1か月(平成29年2月~3月)

・活動内容:主にアメリカの日本語学習者などに、小噺のレクチャーを行い、落語を通じた日本語・日本文化理解を促すほか、高座を行い、言語としての理解を超えた「表現活動」としての落語の世界の奥深さを伝える。



■山田 うん(やまだ・うん)(振付家、ダンサー)

・活動国:イスラエル、ドイツ、カナダなど

・活動期間:約6か月(平成29年3月~9月)

・活動内容:作品の実演、実技指導、現地のダンサーとの情報交換、現地の文化環境や地域伝統芸能などのリサーチなどを行う。また、既に繋がりのある国においては、将来の共同制作やツアーに向けてのミーティング、ワークショップ、共同企画公演の実施などを行う。



※敬称略、50音順

※略歴は別添資料を御覧ください。

※活動国・活動期間・活動内容はいずれも予定です。



●本件に関する詳細は以下の文化庁ホームページを御覧ください。

 http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2016041801.html



●文化庁文化交流使事業については以下の公式ホームページを御覧ください。

 http://culturalenvoy.jp/



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