OB講演会 - 大藤剛宏先生

英数学館中学校(広島県福山市、校長 木畑廣伸)及び英数学館高等学校(同、校長 永留聡)では、本校OBである岡山大学 臓器移植医療センター長 /大藤 剛宏 先生をお招きし、「肺移植で救われる命」をテーマにご講演いただきました。

■ 大藤 剛宏先生プロフィール
大藤 剛宏先生は、英数学館中・高等学校1期生として6年間を過ごされました。岡山大学医学部医学科を卒業後、香川県立中央病院、岡山大学病院にて勤務、2002年からオーストラリア・メルボルンにあるモナシュ大学アルフレッド病院心肺移植センターで5年間 肺移植医として研鑽を積まれました。諸外国では当たり前に受けられる肺移植ですが、臓器提供の少ない日本では助かるはずの命が助かっていない現状に直面し、日本の移植医療を変えるため様々なアイデアをもって世界初・日本初となる手術に挑戦し続け、「大人から子どもまで肺移植で治る人は一人残らず治す」という信念のもと、肺移植のスペシャリストとしてご活躍です。

■ 大藤先生 英数学館在学時の経験
英数学館在学中の一番の思い出は、アメリカ研修旅行だとお話しくださいました。当時 海外への修学旅行はまだ珍しく、仲間とともにバスと飛行機でアメリカ横断したこの研修では、アメリカの広大さと、場所によって異なる大自然の風景に 子どもながらに衝撃を受け、「自分も大きな世界を見てみたい。大きな世界に出てみたい。」との思いが沸き上がったことは今でも忘れることのできない思い出だそうです。
肺移植のような高度先進医療を成功させるためには、自国にとどまるだけでなく、常に世界に身をおいて、新しい技術を導入し発展させ続けなければなりません。英数学館で学んだグローバルなものの見方・考え方を人生の基礎として、常に世界レベルで考える気持ちを忘れずに今後も多くの命と向き合っていきたいと熱く語ってくださいました。

■ 本校生徒 聴講の様子
生徒達は肺移植手術の映像を食い入るように見つめながら大藤先生のお話を聞き、講演の終わりに「小児に移植した肺の一部は、その子の体が大きくなるにつれて肺も大きくなるのですか」など 質問が出ました。「肺を患っている小さい子どもは体が大きくなりません。肺を移植すると体が大きくなりますが、成長するにつれて小さい肺では機能が果たせなくなります。体が十分に成長してからまた肺移植をするのです。」と教えてくださいました。生徒達は最先端の医療技術と大藤先生のお話に深く頷いていました。
高校1年生のS君は、「‘従来の方法で解決できないなら、あなたが『開拓者』になればよい’という先生の言葉にはドキッとしました。将来 何の仕事に就きたいのか自分でもまだわかりませんが、本物になれ!Only Oneになれ!という先生の言葉には説得力があります。一流になるにはただ技術が素晴らしいというだけでなく人間力が必要であることもわかりました。僕も勉強も部活もあきらめず頑張っていきたいと思います。」と目を輝かせていました。

■ 大藤先生 執刀歴
▶2006年
オーストラリアメルボルンにて同国初となる心臓死肺移植における一側肺の執刀医となる。
▶2010年
慢性拒絶反応により荒廃した移植肺を摘出し再び新しい肺と入れ替える両側生体肺再移植に国内で初めて成功。
中枢型進行肺癌に肺保存技術を用いた肺底区域自家肺移植を世界で初めて成功。
改正臓器移植法施行後初の脳死肺移植に成功。
▶2011年
国内最高齢の脳死肺移植に成功。
スリランカ初の肺移植に成功
▶2013年
国内最年少患者(3歳)への生体中葉移植を世界で初めて成功。
体外臓器リカバリーシステムを応用した肺移植にアジアで初めて成功。
▶2014年
脳死左右反転移殖に国内で初めて成功。
国内最年少患者(2歳)に対し、生体肺葉分割区域移植に世界で初めて成功。
▶2015年
ハイブリッド肺移植(脳死+生体肺移植を同一レシピエントに同時に行う術式)に世界で初めて成功。
▶2017年
ベトナム側の要請を受け派遣された肺移植チームの執刀医として同国内で初となる生体両肺移植に成功。
2011年にスリランカで行われた肺移植に続き岡山大の海外での移植手術は2例目。
国内最年少患者(1歳)に対する小児脳死肺移植に成功。
脳死ドナー肺の両側上葉を用いて左肺を形成し移植に世界で初めて成功。

【英数学館中・高等学校について】
https://www.eisu-ejs.ac.jp/high/
開校以来、グローバル社会で強く生き抜く力を持った人材育成を目指す当校では、「いくつになっても学び続ける力」、「前向きに物事に取り組み、最後まで諦めずにやり抜く力」そして「自らの価値観、考えを形成する力」に主眼を置いた教育を実践しています。
それぞれの目標に見合ったカリキュラムによる効率の良い学習プログラムで、未来を拓く人材を育成輩出します。

【広島加計学園について】
https://www.eisu-ejs.ac.jp/
英数学館高等学校の設置母体である学校法人広島加計学園は、1979年に設置認可を受け、翌年4月に英数学館中学校、1994年には英数学館小学校を開校し、小中高12年一貫教育体制の構築を実現。知・徳・体の調和を図る教育によって、国際的な視野を持って地域や社会に貢献し得る人材育成を目標としています。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
学校法人広島加計学園 英数学館中・高等学校 学校事務室
〒721-8502 広島県福山市引野町980-1
TEL:084-941-4115(代) FAX:084-941-4143



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