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NEC、「次期地球シミュレータ」をベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」で受注


TOKYO, Sep 25, 2020 - (JCN Newswire) - NECは、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を利用した大規模システムを国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下 海洋研究開発機構)から「次期地球シミュレータ」として受注しました。海洋研究開発機構は新システムの運用を2021年3月から開始する予定です。

新システムは、従来の地球シミュレータを進化させたマルチアーキテクチャ型のシステムを採用し、海洋及び地球科学における様々な研究開発に活用することが期待されています。具体的には、地球環境、海洋資源、海域地震及び火山活動に関する研究開発、得られるデータの連携、これらの膨大なデータの数値解析を高効率かつ最適に実行でき、新たな情報を創生する実行基盤の役割を担います。そしてその成果は政策的課題の解決や持続的な社会経済システムの発展への貢献も期待されています。また、革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)等の日本の科学技術を支える共用基盤も担います。

今回受注した新システムは、684台の「SX-Aurora TSUBASA B401-8」(合計5,472台のベクトルエンジンを搭載、注1)を中心に、最大理論性能として19.5ペタフロップスの計算能力を実現します(注2)。従来システムの約15倍の性能を実現するとともに、消費電力はほぼ同等、さらに設置面積は約半分となりました。これにより、海洋地球科学分野の研究を、豊富な計算資源で一段と加速させることが期待されています。また、従来では難しかった複雑なシミュレーションや、より大規模なシミュレーションを高速に行うことが可能となり、地球環境問題の解決や地殻変動、地震発生などの未知なる因果関係の解明、自然災害の予測と対策等への貢献が期待されています。

「SX-Aurora TSUBASA B401-8」は、NECが長年スーパーコンピュータ開発で培ったLSI技術と高密度実装技術、高効率冷却技術などを結集したカード型のベクトルエンジンを多数搭載する省電力なサーバです。世界トップクラスの単一コア性能及び単一コアメモリ帯域を持ち、科学技術計算や大規模データの高速処理を得意とし、気象予測、地球環境変動解析、流体解析、ナノテクノロジーや新規素材開発などのシミュレーション、AI活用において高い実効性能を実現しています。

NECは、今後もベクトル技術を活かし、従来からのスーパーコンピュータ応用領域に加え、産業応用やAI/ビッグデータ領域の活用基盤として、次世代高性能サーバの開発を推進し、最先端の技術開発に貢献していきます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202009/20200925_01.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。


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