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三日坊主が語学学習を続けるには?【Book】


気がついたら2月に入っていた! 早い。もう1年の12分の1を消費してしった。
思えば新年を迎えるにあたり、今年の目標や決意などを考えたりしたなぁ(遠い目)。

今年の目標。王道系としては「痩せる」とか「資格を取る」とか「彼女をつくる」とか。
たとえば「痩せる」ためには、毎週5キロはランニング、とか、毎日腹筋とスクワット、など達成に向けてのコツコツの日々の繰り返しのノルマを立てたことでしょう。

さて、一ヶ月経ちましたが、今も続いていますか?

「え?なんのことやら….」とっくに脱落した方、半分以上はいるでしょう。
そう「三日坊主」。なにを隠そう自分なんてその典型。「三日大僧正」と呼んでほしいくらいだ。いままで何百回いや何千回と三日坊主をやってきたことか。

こうした1年の目標の中でも、ダイエット系と並ぶ超大物のひとつが「英語(語学)」。
自分の場合はまさにこれ。
巷で評判の英単語集を1日1セクション、1ヶ月で1冊終わるから次は….のようななんと緻密な計画…..。
えてしてこういう人こそ三日坊主になる典型だということも、これまでの人生で知った。

それでも英語のメソッドは次から次へと登場してきて、なんど挫折してもやる気スイッチを押してくれる。
その一つの例が、一世を風靡し今でも非常に人気の高い「英語で日記をつける」だ。すばらしい! 単語集の暗記なんていう修行のような方法とはオサラバだ。

そう思った。しかしだ。人生に落とし穴あり日記はダイアリー。

「そもそも、日本語でさえ日記が三日坊主な人が、英語で日記が続けられるわけがない!」

ちゃらり〜。そうなのだ。そんな簡単なことに気が付かなかった。愚かすぎる。
典型的に日記が向いていない種類の人だった(泣)。

そんな自分に、これならちょっとできるかも、という希望の光を与えてくれたのが本書「メモで身につく日常英語」だ。メモを英語で書いてみましょうよと。
これのいいところは、いくつかある
1)仕事、プライベート問わずメモすることは毎日必ず発生する
—つまり日記のように書かなくても済んでしまうものではない。
2)メモは見返したり、同じ言葉を何度も使う
—無意識に反復しているので、定着しやすい
3)メモは自分がみるものなので、人に見せなくてもいい
—完璧でなくてもいいし自分なりのレベルでいい
4) アウトプットの手段であること
—単語を覚えるなどのインプットがメインになりがちな語学学習。しかも手書きの効能もあり。

などなど。自分が思うだけでもざっとこれほど挙がる。
そして本書では最初のほうはカラーページでいろいろな英語メモが紹介され、そのビジュアルを見ているだけでも、やる気を喚起させてくれるのもいい(これ大切)。

さらには、「メモ」というタイトルから想像する以上に、内容は本格的だ。単に簡単なメモをとれるようになって終わりではなく、会話表現まで進めており、正直、この1冊でかなりのレベルのまで使える本になっている。

だから、無理をして本の終わりまで全部やる必要はないと思う。著者も書いているように、そもそも英語のメモも、全部英語でなくても、日本語ミックスでいいと。そこからだんだん英語が増えていくと。

英語のメソッドでどれがいいとか悪いとかは人それぞれ。自分の場合は日記はきっと無理だけど、メモだったらできそうだと。
ただ大事なのはどんな方法でもいいので、続けられること。これか自分の三日坊主人生で唯一、痛いほど学んできたことかもしれない。
最強な学習法より、まぁまぁでも続けられる方法。それこそが神。これはダイエットなどでも共通だなと思う。

ちなみに、この三日坊主問題は、英語(語学)に関しては、年始だけではない。そう、それはむしろ4月にやってくる。NHKの語学講座だ。テキストの4月号と5月号だけが何年にもわたりきれいに積み重なっているマイ本棚。なんていさぎよく、ある種美しくさえあり(だからダメなのだ)。今年はせめて6月号まで!(決意がちっちゃい)

(実業之日本社 編集本部 岡田大和)

『メモで身につく日常英語』リサ・ヴォート 著 1200円+税 実業之日本社




<HH>

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