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28日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で5日ぶり反落、金融株高で下げは限定


28日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.07ポイント(0.22%)安の3600.78ポイントと5日ぶりに反落した(上海A株指数は0.22%安の3774.39ポイント)。

売り圧力が意識される流れ。上海総合はこのところ急ピッチな上昇が続き、足もとで約3カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。また、週明け31日に今年5月の製造業PMI(国家統計局などが集計)が公表されることも気がかり材料となっている。事前予想では4月実績をやや上回る見込みだ。もっとも、下値を叩く売りはみられない。人民元高の進行などを背景に、資金流入の期待感が強まっている。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日連続で元高方向に設定した。上海外国為替市場でも今週に入り元高が加速し、約3年1カ月ぶりの水準で推移している。(亜州リサーチ編集部)

業種別では、医薬品が安い。浙江医薬(600216/SH)が3.7%、人福医薬集団(600079/SH)が3.6%、薬明康徳(603259/SH)が2.9%ずつ下落した。

ハイテク株も反落している。ディスプレイ基幹部品の彩虹顕示器件(600707/SH)が3.1%安、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)とインターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)がそろって2.2%安で引けた。食品飲料株、不動産株、公益株、エネルギー株なども売られている。

半面、証券セクターは連騰。方正証券(601901/SH)がストップ高、興業証券(601377/SH)が8.3%高、東方証券(600958/SH)が7.7%高で取引を終えた。市場活性化の期待が高まっている。当局が不動産市場や商品相場の投機を抑制するスタンスを鮮明化する中、より多くの投資マネーが証券市場に流れ込むとの見方が広がった。銀行・保険株、自動車株、非鉄株も買われている。

一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.58ポイント(0.23%)高の249.87ポイント、深センB株指数が3.75ポイント(0.33%)高の1153.71ポイントで終了した。


亜州リサーチ(株)

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