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15日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で3日ぶり反落、ハイテク関連に売り


週明け15日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比33.13ポイント(0.96%)安の3419.95ポイントと3日ぶりに反落した(上海A株指数は0.96%安の3584.66ポイント)。


金利上昇が警戒される流れ。中国で昼前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)は、翌日物などが上昇に転じている。ハイテクなど高PERのグロース(成長)株などにとっては、割高感が意識される状況だ。中国指標の改善を支えに指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、上値は重く、程なくマイナスに転じた。この日公表された1〜2月の経済統計では、小売売上高が前年同期比33.8%増、鉱工業生産額が35.1%増に達し、そろって市場予想を上回っている。(亜州リサーチ編集部)


ハイテク関連が下げを主導。太陽光発電素材メーカーの隆基緑能科技(601012/SH)とパワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)がそろってストップ安、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が6.0%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)世界最大手の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が5.1%安で引けた。


消費関連株もさえない。醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が3.9%、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.8%、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(601633/SH)と家電メーカーの海爾智家(600690/SH)がそろって3.4%、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.5%ずつ下落した。医薬品株、素材株、公益株、保険・証券株、不動産株の一角なども売られている。


半面、銀行株はしっかり。中国工商銀行(601398/SH)と上海浦東発展銀行(600000/SH)がそろって2.0%、中国農業銀行(601288/SH)が1.2%ずつ上昇した。空運株、エネルギー株も買われている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.88ポイント(0.36%)安の244.82ポイント、深センB株指数が1.73ポイント(0.16%)安の1110.66ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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