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12日の香港市場概況:ハンセン2.2%安で4日ぶり反落、テンセント4.4%下落


12日の香港市場は、主要52銘柄で構成されるハンセン指数が前日比645.89ポイント(2.20%)安の28739.72ポイントと4日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が167.45ポイント(1.48%)安の11172.95ポイントと3日ぶりにそれぞれ反落した。売買代金は2254億7600万香港ドルとなっている(11日は2152億6600万香港ドル)。


騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)の急落が全体相場を押し下げている。インターネットサービス中国最大手のテンセントを巡っては、中国金融サービス大手のアントに続いてフィンテック規制の次期ターゲットになる——との観測が浮上。朝方は小じっかりで推移していたが、後場途中に売りが入り4.4%安で引けた。香港の各指数もそれにあわせ、下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)


そのほかハンセン指数の構成銘柄では、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が5.3%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.7%安と下げが目立った。AIAは12日に報告した通期決算は3%減益となっている。


セクター別では、非鉄が安い。新疆新キン鉱業(3833/HK)が8.2%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.0%、江西銅業(358/HK)が3.8%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.4%、五鉱資源(1208/HK)が2.8%ずつ下落した。


半導体と通信キャリアもさえない。華虹半導体(1347/HK)が6.5%安、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.5%安、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が2.6%安、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が4.3%安、中国移動(941/HK)が2.5%安で引けた。中国聯通の通期決算は1割増益。市場予想を下回った。


半面、不動産管理サービスの銘柄群は物色される。融創服務HD(1516/HK)が5.5%高、雅居楽雅生活服務(3319/HK)が2.3%高、世茂服務HD(873/HK)が1.9%高、保利物業発展(6049/HK)が1.7%高、碧桂園服務HD(6098/HK)が1.1%高で取引を終えた。そのほか、民営デベロッパーの融創中国HD(SUNACチャイナ・ホールディングス:1918/HK)が7.1%高と急伸している。同社の通期決算は4割増益。市場予想を上回った。


一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.47%高の3453.08ポイントで取引を終了した。発電株が高い。不動産株、素材株、エネルギー株、インフラ関連株、銀行株なども買われた。半面、ハイテク株は安い。食品飲料株、医薬品株、保険株も売られた。

亜州リサーチ(株)


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