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30日の中国本土市場概況:上海総合1.5%安で4日ぶり反落、米大統領選前に様子見ムード


30日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比48.20ポイント(1.47%)安の3224.53ポイントと4日ぶりに反落した(上海A株指数は1.49%安の3378.75ポイント)。

ほぼ全面安の展開。前日まで3日続伸していただけに利益確定の売りが出た。様子見ムードも漂う流れ。来週11月3日の米大統領選を控えて、結果を見極めたいとするスタンスが強まっている。また欧米で新型コロナ感染が再流行するなか、世界経済の回復遅れが中国にも飛び火するとの警戒感もくすぶった。

業種別では、プラスチック関連の下げが目立つ。太陽光発電パッケージング材料の杭州福斯特応用材料(603806/SH)が4.6%安、改質プラスチックの金発科技(600143/SH)が4.0%安、ポリマー複合材料の株州時代新材料科技(600458/SH)が2.1%安で引けた。

食品株も安い。内蒙古伊利実業(600887/SH)がストップ安を付けたほか、光明乳業(600567/SH)が7.6%下落した。機械、印刷・包装、農業、環境株株の一角なども売られている。

外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が3.80ポイント(1.54%)安の243.25ポイント、深センB株指数が7.74ポイント(0.82%)安の937.33ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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