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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続伸、景気の回復期待などが支援材料


【ブラジル】ボベスパ指数 102065.35 +2.48%
18日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2469.95ポイント高(+2.48%)の102065.35で取引を終了した。99597.00から102247.3まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。国内政治の混迷に対する懸念が後退していることが好感され、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。また、新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待も引き続き支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 3050.70 -0.06%
18日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.76ポイント安(-0.06%)の3050.70で取引を終了した。3073.85から3048.31まで下落した。

プラス圏で一進一退の展開を示した後は終盤にマイナス圏に転落した。終始方向感の乏しい展開。米中対立への懸念や原油価格の下落が足かせとなり、資源銘柄を中心に売りが広がった。一方、指数の下値は限定的。国内で開発を進めてきた新型コロナウイルスのワクチンの承認に伴う経済活動の早期回復期待が指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 38528.32 +1.26%
18日のインドSENSEX指数は続伸。前日比477.54ポイント高(+1.26%)の38528.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同138.25ポイント高(+1.23%)の11385.35で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。景気の回復期待などが支援材料。野村インターナショナルは最新リポートで、同社がまとめた8月16日まで1週間の野村インドビジネス再開指数(NIBRI)が前週の72.3から73.7まで回復したと指摘した。また、低所得層の消費者信頼感指数が回復しているとも報告されている。

【中国本土】上海指数総合 3451.09 +0.36%
18日の上海指数総合は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.29ポイント高(+0.36%)の3451.09ポイントと4日続伸した。終値で年初来高値を更新する。

低金利政策の継続期待が相場を支える流れ。中国の国務院(内閣に相当)は17日、大規模な景気刺激策には依存しないとしたうえで、貸出金利を低水準に誘導する方針を表明した。潤沢な流動性を維持する方針という。中国人民銀行(中央銀行)が20日に公表する事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、低金利が継続すると見込まれている。ただ、上値は重い。米中対立の警戒感が依然としてくすぶっている。米商務省は17日、通信設備メーカー中国最大手の華為技術(ファーウェイ)に対する半導体輸出規制をさらに強化すると発表した。また、上海総合指数は年初来高値に接近するなか、売り圧力も意識されている。



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