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7日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で3日ぶり反発、重慶百貨5.5%上昇


7日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.39ポイント(0.69%)高の3104.80ポイントと3日ぶりに反発した。約8カ月ぶりの高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、22.39ポイント(0.69%)高の3253.19ポイントで取引を終えた。

長期安定資金の流入期待が高まる流れ。本土メディアは7日、「当局は医療保険や年金保険などの市場拡大に注力する方針」と報じた。運用資産のうち、株式や債券に対する投資上限が引き上げられる可能性があるとの観測も一部で流れている。金融政策にも期待感。中国人民銀行(中央銀行)は先週開催した工作会議で、「2020年も穏健な金融政策を堅持する」としたうえで、中小・零細企業向けの金融支援を強化するという方向性を示した。また、先週発表された預金準備率の引き下げは6日付で発効。市場関係者の間では、「準備率の引き下げ余地はなお残る」との見方が優勢となっている。原油市況の上昇一服も、投資家の買い安心感を誘った。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。大手小売グループの重慶百貨大楼(600729/SH)が5.5%高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.5%高、家電メーカー中国大手の海爾智家(600690/SH)が1.4%高で引けた。自動車株、金融株、不動産株、医薬品株、運輸株、メディア関連株なども買われている。

半面、石油関連株は安い。中海油田服務(601808/SH)が3.9%、中国石油天然気(601857/SH)が1.9%ずつ値を下げた。産金株や非鉄株、半導体株も売られている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が2.62ポイント(1.00%)高の264.16ポイント、深センB株指数が4.66ポイント(0.48%)高の974.39ポイントで終了した。

【亜州IR】




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