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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続伸、原油高や海外市場の上昇で


【ブラジル】ボベスパ指数 108719.00 -0.06%
5日のブラジル市場は弱含み。主要指標のボベスパ指数は前日比60.3ポイント安(-0.06%)の108719.00で取引を終えた。109342.9から108252.8まで上昇した。

朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は弱含みの展開となった。最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りがやや優勢となった。一方、指数の下値は限定的。海外市場の上昇や米中通商摩擦への懸念の後退、米中協議の前進報告などが引き続き支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2949.55 +0.65%
休み明けとなる5日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比19.15ポイント高(+0.65%)の2949.55で取引を終了した。2936.48から2965.48まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。原油価格の上昇が支援材料となったほか、海外市場の上昇が買い安心感を与えた。また、米中通商協議の前進報告や米中貿易摩擦への懸念の後退なども支援材料となった。

【インド】SENSEX指数 40248.23 -0.13%
5日のインドSENSEX指数は8日ぶりに反落。前日比53.73ポイント安(-0.13%)の40248.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.10ポイント安(-0.20%)の11917.20で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、終盤に下げ幅を縮小させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力が高まった。また、成長鈍化懸念も嫌気された。バンクオブアメリカ・メリルリンチ(BOA/ML)は最新リポートで、2019年度のインドの国内総生産(GDP)成長率が5.8%まで鈍化するとの見方を示した。4-6月期の成長率は5%まで落ち込み、予想以上の鈍化だと指摘された。

【中国本土】上海総合指数 2991.56 +0.54%
5日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.07ポイント高(+0.54%)の2991.56ポイントと3日続伸した。

米中貿易摩擦の緩和期待が強まる流れ。米メディアは5日、「米国が9月1日に導入した15%の対中追加関税について、ホワイトハウスは軽減の是非を検討」と報じている。また、習近平国家主席は5日の中国国際輸入博覧会(上海)開幕式で、輸入と関税引き下げに努力すると表明した。米中貿易協議の進展もプラス。米中両国の交渉担当者からは、「協議は前進している」とのコメントが相次いでいる。




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