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18日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安で4日続落、金融株下げ主導


18日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比39.19ポイント(1.32%)安の2938.14ポイントと4日続落した。上海A株指数も下落し、41.07ポイント(1.32%)安の3078.16ポイントで取引を終えている。

買い先行後に売られる流れ。米中対立激化の懸念が重しとなった。香港の反政府行動に端を発し、米下院は香港の自治を守る「香港人権・民主主義法案」を可決。中国側は猛反発し、法案が成立したら報復をする可能性に言及した。取引時間中に公表された中国指標では、9月の小売売上高と鉱工業生産は前月から改善したが予想の範囲内。7~9月期GDP成長率が6.0%にとどまり予想を下回るなか(統計開始以来で最低水準)、「当局は景気テコ入れ策を強化する」との観測が流れ、指標発表後に各指数は上げ幅を広げたものの買いの勢いは続かず、結局マイナス圏に沈んだ。

金融株が下げを主導。上海浦東発展銀行(600000/SH)が3.0%安、招商銀行(600036/SH)が2.2%安、中国人民保険集団(601319/SH)が2.9%安、中国平安保険(601318/SH)が2.2%安で引けた。ハイテク株も安い。フラッシュメモリなどの北京兆易創新科技(603986/SH)が4.2%下落した。不動産株、運輸株、公益株、資源・素材株、自動車株、消費関連株なども売られている。

外貨建てB株も値下がり。上海B株指数が3.34ポイント(1.25%)安の263.82ポイント、深センB株指数が9.95ポイント(1.07%)安の917.08ポイントで終了した。

【亜州IR】



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