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16日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で3日続伸、消費セクターに買い


16日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.03ポイント(0.29%)高の2823.82ポイントと3日続伸した。上海A株指数も上昇し、8.38ポイント(0.28%)高の2958.19ポイントで取引を終えている。

中国の景気下支え策が期待される流れ。中央銀行の中国人民銀行は今週、公開市場操作を通じ、差し引き3170億人民元を市中に供給した。このほか、国家発展改革委員会が16日、消費拡大のため、制度改革などを通じ、可処分所得を増加させると表明したこともプラス。中国政府は景気支援のスタンスを強めている——との見方が広がっている。

河北省の保養地、北戴河で習近平・国家主席など現役最高指導部が長老らと非公式に意見を交わす「北戴河会議」は終了したもよう。米中貿易摩擦などによる国内経済の先行き不安が強まるなか、中国の政策動向に注目が集まっている。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。業界大手の青島ビール(600600/SH)がストップ高、調味料メーカーの海天味業(603288/SH)が5.6%高で引けた。青島ビールに関しては、中間決算の25%増益などが材料視されている。このほか観光関連株が急伸。中青旅(チャイナCYTSツアーズ:600138/SH)が8.9%高、天目湖(603136/SH)が6.7%高、九華旅遊(603199/SH)が6.0%高、中国国旅(601888/SH)が3.8%高で取引を終えた。国内旅行支出の拡大基調が材料視されている。中青旅は16日、中間期の5%減益決算を報告したものの
、特段の売り材料とはなっていない。

医薬品株も高い。薬明康徳(603259/SH)が5.2%上昇した。ハイテク株、保険・証券株なども買われている。

外貨建てB株も値上がり。上海B株指数が1.73ポイント(0.67%)高の260.61ポイント、深センB株指数が5.28ポイント(0.57%)高の926.84ポイントで終了した。

【亜州IR】




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