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2日の香港市場概況:ハンセン2.4%安で3日続落、舜宇光学7.8%下落


2日の香港市場は大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比647.12ポイント(2.35%)安の26918.58ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が272.94ポイント(2.57%)安の10348.63ポイントとそろって3日続落した。ハンセン指数は約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は1142億6200万香港ドルに膨らんだ(1日は799億8100万香港ドル)。

米国による対中関税の拡大を不安視する流れ。トランプ米大統領は1日、中国からの輸入品3000億米ドル分に追加関税を課す制裁措置「第4弾」を9月1日付で発動すると表明した(交渉が滞ったままの場合、25%超に引き上げる可能性も示唆)。ほぼ全中国製品に制裁関税が課されることになる。国際通貨基金(IMF)は先ごろ発表したリポートで、米国の対中関税25%の影響により、中国の成長率が1.5ポイント下振れると試算した。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち47が下落)。光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が7.8%安、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が6.7%安、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)と小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)がそろって5.9%安、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が5.8%安、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が5.1%安と値下がり率上位に並んだ。

業種別では、5Gネットワークや半導体関連が安い。中興通訊(ZTE:763/HK)が5.3%、京信通信系統HD(2342/HK)が5.2%、中国通信服務(552/HK)が5.0%、華虹半導体(1347/HK)が5.8%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が5.1%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.3%ずつ下落した。

港湾・海運、空運セクターもさえない。中遠海運港口(1199/HK)が3.9%安、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が3.1%安、太平洋航運集団(2343/HK)が4.3%安、中遠海運HD(1919/HK)が3.9%安、中国国際航空(753/HK)が4.0%安、中国東方航空(670/HK)が2.6%安で引けた。

中国自動車セクターも軒並み売られる。華晨中国汽車HD(1114/HK)が5.1%安、広州汽車集団(2238/HK)が4.6%安、北京汽車(1958/HK)が4.5%安、吉利汽車HD(175/HK)が4.4%安と下げが目立った。

本土市場も3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.41%安の2867.84ポイントで取引を終えた。ハイテク株が安い。不動産株、金融株、資源・素材株、自動車株、運輸株、インフラ関連株なども売られた。半面、農業関連株の一角や産金株は逆行高している。

【亜州IR】





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